メルセデス・ベンツ SLK320 【プレイバック試乗記】
カテゴリー: メルセデス・ベンツの試乗レポート
タグ: クーペ
2009/07/09
※この記事はカーセンサー関東版1号(2001年1月4日発売)に掲載されていたものをWEB用に再構成したものです
余裕のエンジンは音も素晴らしい、メルセデス・ベンツらしいオープンスポーツ
↑マイナーチェンジにより格段の質感向上されたメルセデス・ベンツ SLK320(左)エクステリアでは数カ所のデザイン変更のほか、SLK320専用パーツも採用されている(右)
4年前に日本デビューしたSLK230コンプレッサーがマイナーチェンジすると同時に、SLK320の日本導入が始まった。
搭載される3.2LエンジンはSクラスなど他モデルに搭載されているもの。
エクステリアも一部デザインを変更し、インテリアもウッドパネルや本革シートなどを採用、スポーティな中に高級感を高めたモデルとした。
SLK320の導入で、SLK230は新デザインのアルミホイールや、センターコンソールにアルミパネルを採用するなどスポーティな味つけをし、それぞれの個性を際立たせた。また、今回のマイナーチェンジにより格段の質感向上ぶりがうかがえる。
プレミアム・コンパクト・オープンスポーツモデルに仕上がったSLK320
↑インテリアの質感は十分。5ATはマニュアル操作が可能なティップシフト付き(左)3.2LエンジンはコンパクトなSLKにとって十分なパフォーマンスを発揮する(右)
エンジンが変わるとクルマの印象がこんなにも変わるものなのか・・・・。3.2Lエンジンを搭載したSLK320の走りは低速域からスムーズで厚みのあるトルクを発生し、その余裕がクルマの質感すらも高めているように感じた。加速もすこぶる良く、エンジン音の力強さも心地いいのだ。電動開閉式ハードトップをもつSLKはオープンカーといえどもボディ剛性は十分。オープンの状態で走ってもクローズドボディのコンパクトカーと何ら変わらぬボディのかたまり感を感じることができる。ハンドリングも、常に4輪がコーナーでドッシリと路面に設置していることを、ステアリングの重さと、踏ん張り感でしっかりと実感できる。少々質感不足を感じていたマイナーチェンジ前のSLK230と比べ、SLK320は作り込みまでキチッとした印象を受けた。
SPECIFICATIONS
主要諸元のグレード | SLK320 |
駆動方式 | FR |
トランスミッション | 5AT |
全長×全幅×全高(mm) | 4010×1745×1280 |
ホイールベース(mm) | 2400 |
車両重量(kg) | 1400 |
乗車定員(人) | 2 |
エンジン種類 | V6SOHC |
総排気量(cc) | 3199 |
最高出力[ps/rpm] | 218ps/5700rpm |
最大トルク[kg-m/rpm] | 31.6kg-m/4600rpm |
10・15モード燃費(km/L) | 9.3 |
ガソリン種類/容量(L) | 無鉛プレミアム/60 |
車両本体価格 | 610.0万円 |
飯田 裕子の責任採点
コンセプト | 5点 | 取り回し | 4点 | 加速性能 | 5点 | ブレーキ性能 | 4点 |
フィニッシュ | 5点 | 操作系の使い勝手 | 4点 | 乗り心地 | 4点 | 環境対策 | 3点 |
前席居住性 | 4点 | ラゲージルーム | 3点 | 操縦安定性 | 5点 | 燃費 | 3点 |
後席居住性 | - | パワー感 | 5点 | 高速安定性 | 5点 | ステータス | 5点 |
内装の質感 | 4点 | トルク感 | 5点 | しっかり感 | 4点 | コストパフォーマンス | 2点 |
得点合計 | 79/95 |
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