ポルシェ カレラカップ ジャパン 2015 - 第1-2戦 プレビュー
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2015/04/02
東京. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェカレラカップジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2015シリーズ 第1戦-2戦を、岡山国際サーキット(岡山県)にて2015年4月4日(土)、5日(日)に開催いたします。
岡山国際サーキットで開幕を迎えるポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)の2015年シリーズ。参戦車両は2014年から導入され2シーズン目を迎える911 GT3 Cup (Type991)。このType991は、最高出力460ps(前モデルType997から10psアップ)、パドルシフトを装備し、タイヤ幅はマシンの性能向上に伴い、前モデルからフロントが10mm、リヤが20mm拡大され、ブレーキ性能など安全性も大幅に引き上げられている。
クラス区分は2014年シーズンの内容を継続。参戦する全ドライバーを対象としシリーズチャンピオンの称号を懸けた戦いとなる「オーバーオール」と、アマチュアドライバーがその腕を競いクラストップを目指す「ジェントルマンクラス」のふたつ。この岡山大会には16名がエントリー。そのうち9名がジェントルマンクラスからの参戦となる。
今年もスーパーGT開幕戦のサポートレースとして開催されるPCCJ。テクニカルなレイアウトが特徴の岡山国際サーキットは、全長約3.7kmに2つのストレートと13のコーナーによって構成される。比較的狭いコース幅にタイトコーナーが多いなど、オーバーテイクチャンスが限られるため、予選でなるべく前方のグリッドを確保することが、決勝レースを有利に戦う上でのカギとなる。予選システムはこれまで同様、第1レースのスターティンググリッドは予選のベストタイム順、第2レースのスターティンググリッドは予選のセカンドタイム順となる。1回の予選で2周分のベストタイムを記録するには、集中力、タイヤマネージメントなど総合力も試されるだろう。ただ、ここでマシンセッティングとアタックさえ決まれば、2戦とも好位置からのスタートを手にすることになる。
今シーズンもチャンピオンシップを争うドライバーは多士済々。2014年オーバーオール3位の#78近藤翼、同4位で今年もPCCJスカラシッププログラムドライバーとして参戦する#15元嶋佑弥、同5位の#19永井宏明らが「今年こそは」とタイトルを獲りに来るはずで、彼らがシリーズを牽引していくことになるだろう。しかし、新規参戦組も実力派が揃っている。女性だけで構成されるレーシングカートユニット「女子カート部」部長の#11塚本奈々美、全日本カート選手権で活躍した#12久保凛太郎のふたりはハイパワーのツーリングカーの経験こそまだ浅いが、Type991の車両特性に慣れれば、早々にタイトル争いに加わってくるだろう。さらに、2014年ジェントルマンクラス王者の#7星野敏が今シーズンはオーバーオールでのエントリー。今年も昨年以上に熱い戦いが繰り広げられるのは間違いない。
一方のジェントルマンクラスも激しいタイトル争いを予感させる顔ぶれとなっている。2013年ジェントルマンクラスチャンピオンの#2田島剛や、2014年同クラス2位の#9武井真司を中心に、PCCJ参戦3年目を迎える#24剛覇矢人や、昨年の参戦で経験を積んだ#51ポール・イップ、#52春山次男らもタイトル戦線浮上への可能性を秘めている。新規参戦組では、ハイパワー車の扱いに慣れている#10斎藤真紀雄、国際レース経験が豊富な#37久保田克昭、他シリーズで王座獲得7回の実績を持つ#77浜崎大、筑波FJ1600Bシリーズ王者の経験を持つ#98 Ikari GOTO、そして現時点では実力が未知数の#25内山清士など、どのような戦いを繰り広げるのか、今から期待が高まる。
15年目というメモリアルイヤーの開幕を迎えるPCCJ。導入2シーズン目となる911 GT3 Cup (Type991) へ注入される各チームのセッティングノウハウは更に完成度を高め、熱く熾烈な戦いはますます激しさを増すことだろう。岡山に集まる多くの観衆の中、幸先良くシーズンのスタートを切るのは果たして誰か。
岡山大会のスケジュールは、専有走行が4月3日(金)9:30-10:00、10:50 -11:20の2セッション。予選は4月4日(土)11:30-12:00。第1戦の決勝レース(15周)は同日16:35から、第2戦決勝レース(15周)は翌5日(日)の9:55からそれぞれスタートを迎える。
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