スーパーボウル期間中にル・マン24時間レース参戦車両を公開
カテゴリー: 日産のニュース
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2015/02/02
・革新的新型LM P1レースカーは他に類を見ないマシン
・TAGホイヤー、モチュール、ミシュランが日産/ニスモ LM P1プログラムパートナーに
日産は、米国アメリカンフットボールの第49回スーパーボウルのコマーシャルタイムにル・マン24時間レース参戦車両である「NISSAN GT-R LM NISMO」を発表しました。
昨年のスーパーボウルは、1.1億以上の視聴者数を数え、米国テレビ史上最多視聴番組となりました。今年は、「NISSAN GT-R LM NISMO」を発表する日産の「父親と共に」コマーシャル(www.withdad.com)を初放映する絶好の機会となりました。このクルマは、ル・マン24時間レースの栄光に向けて走ります。
日産はレースの技術規定を革新的方法で解釈し、V6 3リッターガソリン・ツインターボエンジンとエネルギー回生システムを搭載したフロントエンジン前輪駆動車を開発したのです。
「スーパーボウルでNISSAN GT-R LM NISMOを発表することは私たちにとって大きな誇りです」と日産のグローバルマーケティング、ブランド担当常務執行役員であるルー ドゥ・ブリースは語っています。「世界で最も視聴者数の多いスポーツイベントであるスーパーボウルとル・マン24時間レースの組み合わせは、私たちの最も意欲的で新しいモータースポーツプログラムをお見せする絶好の機会となりました」
「GT-Rは私たちのフラッグシップロードカーです」と彼は続けます。「この究極のGT-Rは、日産のモータースポーツおよびパフォーマンス部門を担うニスモが30年間にわたって培ってきたスポーツの血統を継承しています。革新性が試されるル・マンの舞台での成功は、私たちのロードカーラインアップに多大な革新をもたらします。私たちはル・マンではまだ新参者でありライバル達は大変優れていますが、私たちは準備ができています」
このニューマシンは、スポーツカーレーシングの世界最高峰カテゴリーであるFIA世界耐久選手権のLM P1(ル・マンプロトタイプ1)クラスで戦います。英国シルバーストンで4月12日開幕し、シリーズはベルギーのスパ、ル・マン24時間およびドイツのニュルブルクリンクを経て、アメリカ、日本、中国、そして中東へと世界を転戦します。
FIA世界耐久選手権は、ここで得られた技術を今後のロードカー開発に反映するため、自動車会社にとって究極の試験場となっています。エネルギー効率に注目する点において、レースカーエンジニアはロードカー開発のエンジニアと同様の挑戦に向き合っています。しかもフォーミュラ1より技術的自由度が広いので、LM P1エンジニアには革新へのチャンスが多いと言えます。
「これこそがいままでになかったワクワクと言えます」とニスモ社長の宮谷正一は語っています。「持続可能であることが私たちの最重要項目であり、ル・マンの技術規定はその点において新しいアイディアを追求する自由度があります。ル・マン24時間レースにおける我々の最高記録は総合3位であり、まだやり残した仕事が残っています。お客様、従業員そしてファンの皆さんのためにも、やるからには勝ちたいし、勝つための知見があると思っています。競争は他に類を見ないほど厳しく、この挑戦には身震いする思いです」
「私たちのLM P1プログラムは、世界中の観衆に私たちのブランドDNAを示すことで、公道でのニスモとサーキットでのニスモを結びつけます」とニスモのブランド、マーケティングおよびセールスヘッドであるダレン・コックスは説明します。「私たちは、あらゆるコミュニケーションチャンネルを通じて、技術革新の夢や人間ドラマを語ることで、モータースポーツをより広めていきたいのです。サーキットの外でも中でも私たちは革新を続けるでしょう。だから、これはまだ序章に過ぎません」
昨年アリゾナでスタートしたNISSAN GT-R LM NISMOのテストプログラムは、アメリカ南部の温暖な気候のもと、今週もテキサスのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで続けられています。日産のLM P1ドライバーは近々発表の予定となっています。
日産は、LM P1プログラムにおける3社との複数年パートナーを発表しました。
スイスの腕時計メーカーであるTAGホイヤーは、公式腕時計パートナーであり同時にタイム計測でも協力します。LM P1ドライバーは全員TAGホイヤー腕時計を着用し、両社の提携による新たな取り組みが世界的規模で進められます。詳細は今後数カ月以内に発表します。
モチュールは、公式潤滑油パートナーであり、ニスモのエンジン開発部門と連携し、競争力と効率を追求する高性能製品を開発しています。モチュールは過去20年にわたってニスモと長期契約を続けており、パートナーシップは新たなLM P1プログラムにも拡大していきます。昨年のSUPER GTでは、象徴的な#23 MOTUL AUTECH GT-Rがチャンピオンとなっています。
LM P1プログラムはミシュランから供給されるタイヤを使用します。フランスのタイヤメーカーである同社は、NISSAN GT-R LM NISMOの専用タイヤを開発しており、マシンの開発テストプログラムに不可欠な存在です。
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