三菱 i-MiEV 【新型車】
カテゴリー: 三菱の新型車
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2009/06/08
三菱の約40年にわたる電気自動車技術の集大成
車が直面する課題に対応する究極の環境対応車
↑ボディカラーは、モノトーンが3色、2トーンパターンが5色の合計8色が用意されている
コンセプト
100%電気の力だけで駆動
排出ガスが発生しないゼロエミッション車
三菱は車が直面するさまざまな課題に対応できる究極の環境対応車、量産型電気自動車「i-MiEV」を7月下旬より法人・官公庁・自治体を中心にデリバリーを開始する。メカニカルなハイライトは、なんと言っても駆動システムで、駆動用バッテリー、モーター、ミッション、DC/DCコンバーター、インバーターなどで構成。ハイブリッド車とは異なり、エンジンを搭載せずにモーターのみで走り、その動力性能はベースとなった「i」のターボ車を上回る。
一回の充電で走れる距離は160kmと、日常ユースに十分対応できる走行距離を確保。しかも自宅だけでなく外出先でも充電が可能な3WAY充電システムが採用され、AC200VまたはAC100Vの一般コンセントから充電ができるのはもちろん、今後設置が進む急速充電器で急速充電を行うことも可能だ。ちなみに充電時間は、AC200Vが約7時間(満充電)、AC100Vで約14時間(満充電)、急速充電だと約30分で80%充電される。
また、統合制御技術「MiEV OS」を開発して搭載。これはEVコンポーネント情報を集約してi-MiEVを制御するもので、バッテリーの状態を常時モニタリング。さらに回生ブレーキ機能によるエネルギー回収や発進制御なども行われ、快適な走行性能が実現された。
内外装
内外装だけでなく装備面でも
環境性能や省電力を追求!
外観は「i」そのものだが、消費電力の少ないLEDヘッドライトやヤコンビランプを採用。電力消費を抑えるとともに視認性の向上が図られ、さらに特別なモデルであることを主張。加えてテールゲート内側のトリムに竹繊維とポリブチレンサクシネート(PBS)を組み合わせた内装材を使用してCO2排出量削減を図るなど、動力性能以外の部分でも環境性能向上が目指されている。装備面では、空調システムに電動コンプレッサーを使用した冷房と、電動ヒーターで加熱した温水を循環させる暖房を採用。温度調整はマニュアル方式があえて採用され、消費電力を抑えるために冷房と暖房が同時に働く機会の低減が図られた。
また、省電力・耐衝撃性に優れたSSDが採用されたMMES(三菱マルチエンターテイメントシステム/7インチワイドディスプレイSSDナビ)がメーカーオプションとして設定されるなど、日常ユースでの使い勝手もきちんと考慮されている。
バリエーション
用意されるグレードは1種類
最大139万円まで補助金交付が受けられる
i-MiEVに用意されるグレードは1種類で、クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金の対象になっており、139万円を上限に国から補助金の交付が受けられる。また自治体によりさらなる補助金も見込める。ただし、7月下旬からのデリバリーは法人・官公庁・自治体が中心で、個人向けの本格販売は2010年4月から開始される予定。なお、価格は459万9000円となる。
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