ダウンサイジングターボと新世代ATの組み合わせで、燃費性能を向上

シトロエンC5|ニューモデル速報
↑ボディカラーは、写真のグリアルミニウムを含む全6色
シトロエンのミディアムラージセダン、C5にエンジン変更を含むマイナーチェンジが施された。

従来の2.0L NAエンジン搭載モデルは、新たに1.6LのDOHCターボエンジンを搭載するモデルに切り替わる。これは、厳しいヨーロッパの排出ガス規制新基準、EURO5に対応するものだ。排気量は小さくなったものの従来の2.0Lに比べて、最高出力で+13psの156ps、最大トルクでは+40N・mの240N・mへとパワーアップしている。

ミッションも、従来の2.0Lモデルは4ATだったが、3.0Lモデル同様に新世代型の6速ATとなった。このATは従来の3.0Lモデルに搭載されていた6ATの第2世代にあたり、摩擦ロスが最小化され、日本における走行パターンも考慮されたもので、スムーズなシフトチェンジと高い静粛性が目指されている。また2速から6速のロックアップ領域を広げることで、ダイレクトなドライブフィールとクイックなシフトレスポンスの向上が図られた。

このダウンサイジングターボエンジンと新世代ATにより、エンジンのパフォーマンスをアップさせながらも、10・15モード燃費は約12%改善され、10.2km/Lとなっている。

ラインナップは、新1.6Lエンジン搭載モデルが、ハーフレザーシートを標準装備としたC5 セダクションと、レザーシートを標準装備とした上級グレードのC5 エクスクルーシブ。また従来通り3.0Lエンジンを搭載したC5 3.0エクスクルーシブの計3種類となる。さらに各々セダンとステーションワゴンのツアラーモデルが用意され、C5としては6モデルでの展開となる。

価格はセダン セダクションの424万円から、ツアラー 3.0 エクスクルーシブの514万円まで。各モデルとも、セダン+20万円がツアラーの価格となっている。

グレード セダクション ツアラー エクスクルーシブ
駆動方式 FF
トランスミッション 6AT
全長×全幅×全高(mm) 4795×1860×1470 4845×1860×1490
ホイールベース(mm) 2815
車両重量(kg) 1620 1690
乗車定員(人) 5
エンジン種類 直4DOHC+ターボ
総排気量(cc) 1598
最高出力[kW(ps)rpm] 115(156)/6000
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 240(24.5)/1400-3500
10・15モード燃費(km/L) 10.2
ガソリン種類/容量(L) プレミアム/71
車両本体価格(万円) 424 479
■発表日:平成22年5月27日 ■取り扱い:シトロエン正規ディーラー