ルノー ルーテシア【フルモデルチェンジ】
カテゴリー: ルノーの新型車
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2013/08/06
ルノーのコンパクトハッチバックであるルーテシアがフルモデルチェンジ。ルノーの新デザインコンセプトを採用した意欲作だ
ルノーデザインルネッサンスを実現化したコンパクトハッチバック
新しいデザイン戦略「サイクル・オブ・ライフ」を採用
新型ルーテシアは、ルノーのデザインを担当するローレンス・ヴァン・デン・アッカーによる新しいデザイン戦略「サイクル・オブ・ライフ」のもとで開発された初めての市販車となる。
「サイクル・オブ・ライフ」は6つのライフステージをひとつのサイクルと考え、それぞれに合ったコンセプトモデルを順次提案するという戦略だ。「人と人が出会い恋に落ち(LOVE)、ふたりは世界中を旅し(EXPLORE)、家族を持ち(FAMILY)、働いて充足し(WORK)、余暇を楽しみ(PLAY)、そして賢さを得る(WISDOM)」というのが、ルノーが提唱するライフサイクルだ。
ルーテシアは、その中の「LOVE」をテーマに作られたコンセプトカー「デジール」がベース。そのコンセプトを引き継ぎ、情熱的なデザインが採用されている。大きなルノーロゴが配されたラジエターグリルや、クロームで仕上げられたヘッドライトユニットによって、個性的なフロントフェイスとなった。また、リアドアのハンドルをサッシ(窓枠)に隠することで5ドアでありながら3ドアのようなスポーティな雰囲気を演出している。
モダンで親しみやすいインテリア
インテリアには、クロームリングで囲まれたタコメーターと燃料計を、楕円形のスピードメーターがつなぐ近未来的なデザインが採用された。センターコンソールはブリリアントブラックに塗装され、薄型パネルがダッシュパネルから浮かんでいるように見える「フローティングデザイン」となった。
2つのセットオプションで自分だけの1台にカスタマイズできることもトピックだ。ひとつは全グレードに付けられる「パックデザイン」。ステアリングホイール、エアコン送風口フィニッシャーなどの色が選択できる。もうひとつは最上級グレードのインテンスにのみ付けられる「パッククルール」。7色のボディカラー、4色の内装カラー、4色のホイールカラーを組み合わせられる。
新開発のパワーユニットにより高い走行性能と環境性能を実現
エンジンは最高出力120ps/最大トルク190N・mを発生する新開発の1.2L直噴ターボ。このダウンサイジングユニットには、可動式電動オイルポンプをはじめとする低燃費デバイスや、バッテリー回生機構、バッテリーからの電源供給を増やしエンジンの負荷を軽減する「エナジースマートマネジメント(ESM)」なども搭載される。
組み合わされるトランスミッションは、エンジン同様に新開発の6速ツインクラッチミッション「エフィシエントデュアルクラッチ(EDC)」を採用。燃料消費を抑える一方で、素早い変速操作が可能だ。さらに、走行モードにECOモードが用意され、燃費性能が向上した。
モデルバリエーションは装備の違いによる3つ。価格は、エントリーモデル「アクティフ」の199万8000円から、最上級グレード「インテンス」の238万円まで。発売は2013年9月24日からとなる。
グレード | アクティフ | ゼン | インテンス |
駆動方式 | FF | ||
トランスミッション | 6AT | ||
全長×全幅×全高(mm) | 4095×1750×1445 | ||
ホイールベース(mm) | 2600 | ||
車両重量(kg) | 1190 | 1210 | |
乗車定員(人) | 5 | ||
エンジン種類 | 直4DOHC+ターボ | ||
総排気量(cc) | 1197 | ||
最高出力[kW(ps)rpm] | 88(120)/4900 | ||
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] | 190(19.4)/2000 | ||
JC08モード燃費(km/L) | - | ||
ガソリン種類/容量(L) | プレミアム/45 | ||
車両本体価格(万円) | 199.8 | 215.0 | 238.0 |