フォルクスワーゲン パサートオールトラック【新型車】
カテゴリー: フォルクスワーゲンの新型車
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2012/07/04
パサートシリーズのフラッグシップ
フルタイム4WDシステムを採用するクロスオーバー
↑ボディカラーは写真のリフレックスシルバーメタリックを含む全6色
コンセプト
30mm高められた車高と4WDシステムで
高い走破力と快適な室内空間を両立
2011年5月に日本デビューを果たした、フォルクスワーゲンのミドルサイズセダン/ワゴンであるパサートに、独自の4WDシステムである4MOTIONを組み合わせたパサートオールトラックが追加された。ベースとなるのは、ステーションワゴンであるパサートヴァリアントで、パサートシリーズのフラッグシップに位置づけられる。パサートヴァリアントに比べて30mm高められた全高と4WDシステムにより、あらゆる路面環境、シーンで高い走破力と快適な室内空間を提供し、環境性能も向上させたとメーカーではうたっている。
内外装
クロスオーバーなスタイリング
上質感を追求したインテリア
エクステリアは、前述のとおり30mm高められた全高に加え、ステンレス調のアンダーガードが付いた専用バンパー、樹脂パーツで覆われた専用ホイールハウスエクステンションなどによりクロスオーバーなスタイリングが強調された。インテリアは、最高級のナパレザーを用いたスポーツシートが標準装備される。また、専用のウッドデコラティブパネルやフルカラーマルチファンクションインジケーターなど、選び抜かれた素材で上質に仕立てられている。
バリエーション
ダウンサイジングされた2L直噴ターボ
高い環境性能も獲得
ノーマルのパサートでも1.4Lユニットを搭載するというフォルクスワーゲンのダウンサイジング戦略に基づき、パサートオールトラックもダウンサイジングユニットが採用された。搭載されるエンジンは、前モデルにあたる「パサートヴァリアントV6 4MOTION」「パサートヴァリアントR36」に搭載していた3.2Lおよび、3.6Lガソリンエンジンから大幅に縮小された2L直噴直4ターボのTSIエンジンとなる。組み合わされるミッションは、ツインクラッチの6速DSG。さらに、ブレーキエネルギー回生システムを搭載した結果、JC08モード燃費で11.6km/Lを実現。従来の3.6L V6 4MOTIONと比べ約10%以上の燃費向上を果たした。パワフルな4WDワゴンでありながら高い環境性能も与えられる。
メカニカル面では、最新の駆動システムが与えられた。前後の駆動力配分を路面状況にあわせてフレキシブルに変更できる4MOTIONシステムや、主に中・高速域でのコーナリング時に生じるアンダーステアを緩和する安全デバイス、XDS(エレクトロニックデファレンシャルロック)。エンジンやギヤなどの制御をスイッチひとつでラフロード用に変更し、厳しい走行条件下でも優れた走破性を実現するラフロード走行アシスト機能、OFF ROADスイッチも採用される。
安全装備も充実。車体のフロント部分に内蔵した高感度レーダーで先行車両を識別し、自動的に加減速しながら、あらかじめ設定した車間距離を維持するクルーズコントロールシステムのACC(アダプティブクルーズコントロール)や、これに付随する拡張機能、プリクラッシュブレーキシステムFrontAssist(低速域追突回避・軽減ブレーキシステム)を採用。このプリクラッシュブレーキシステムとは、前方の車両や障害物を感知すると、即座にドライバーに警告(警告灯+ハンドルの振動)を発信。時速 30km/h未満で走行中に静止障害物を検知すると、システムが自動的にブレーキを作動させて、状況によって完全に停止するというものだ。
このフラッグシップパサートは、モノグレードで、価格は494万円となる。
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