トヨタ iQ 【新型車】
カテゴリー: トヨタの新型車
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2008/10/15
3mに満たない全長ながら4人乗車が可能な
超高効率パッケージ採用の世界最小クラスのプレミアムカー
↑超高効率パッケージが採用され、ショート&ワイドな独特のプロポーションが魅力。「小さくて広い」という価値観の具現化が目指された
コンセプト
超高効率パッケージの採用により
全長3m未満の4シーターを実現
2007年東京モーターショーに展示され、話題を集めた世界最小クラスの4人乗りプレミアムカー、iQがついに発売された。車作りの既存概念を打破することが目指されたこの車は、超高効率パッケージが採用。全長2985×全幅1680×全高1500mmというコンパクトサイズながら、4名乗車できる居住空間が確保されている。また「コンパクトカー=安価のモデル」という考えではなく、世界初となるSRSリアウインドウカーテンシールドエアバッグを含む9個のエアバッグや6スピーカーオーディオ、車両の挙動を安定させるS-VSCなどの上級装備が標準装着され、さらに静粛性を高めた静粛ボディが採用されるなど、マイクロプレミアムカーと呼ぶに相応しい仕上がりが目指された。
バリエーション
専用に改良された1L直3エンジンと
小型&軽量化が図られたCVTを採用
iQのグレードは、ベーシックな「100X」と装備が充実された「100G」、そして100Gにレザーシートやアルミホイールなどが追加された「100G“レザーパッケージ”」の3種。搭載されるエンジンは全モデル、最高出力68ps、最大トルク9.2kg-mを発生する1L直3DOHC。数値的にはパワフルではないがVVT-iが採用され、さらに小型&軽量化が図られたCVTと組み合わせることで、市街地走行で優れた加速性能を発揮するだけでなく、高い燃費性能も獲得。10・15モード燃費23.0km/Lが実現されただけでなく、平成17年度基準排出ガス75%低減レベルの認定を取得し、平成22年度燃費基準+25%もクリアしている。
ちなみにiQのボディカラーは9色と豊富に用意され、組み合わされる内装色はプラムの1色。シートはオプションとなるがレザーシートも用意されている。価格は100Xが140万円、100Gが150万円、100G“レザーパッケージ”が160万円。
内外装
ボディサイズを感じさせないフォルムと
十分な室内空間を確保
コンパクトなボディの四隅に配された15インチ大径タイヤが、安定感と躍動感を兼ね備えたフォルムを実現。見切りの良さと3.9mという最小回転半径により、取り回しは良好だ。インテリアはセンタークラスターのデザインに海中を舞うように泳ぐ「マンタ」をモチーフとするなど、斬新なデザインが目指されている。また、超高効率パッケージの採用により、室内長1560×室内幅1515×室内高1145mmと十分な広さを確保。特に助手席側は、運転席より前方に出た左右非対称インストルメントパネルや薄型バックレストの採用により、前後席間の距離が最大832mmとなり、後席搭乗者のひざ回りに十分な余裕がある。
装備面では、高効率エアコンシステムやスマートエントリー&スタートシステム、角度調整機能付丸形マップランプなどが装着され、利便性も高い。
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