トヨタ ハリアー【フルモデルチェンジ】
カテゴリー: トヨタの新型車
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2013/11/13
スポーツユーティリティと高級乗用車を融合させた高級SUVのパイオニア、ハリアーがフルモデルチェンジした
日本ジャストフィットSUV
手の届く上質な高級感を実現
新型は少し背伸びをすれば手の届く価格となっている。若いユーザーをターゲットに「高級・進化・新規」の3点がキーワードとして掲げられた。
「高級」とは、ちょっと着崩したフォーマルさ。つまり、遊び心を感じさせつつも洗練された室内や、上質な乗り心地、静粛性などを指す。「進化」は、エクステリアデザインに加え、ダウンサイジングと低燃費、ラゲージの使い勝手の良さに現れている。そして「新規」とは、装備、操作性における従来にはない新しさを意味する。
独自の揺ぎない個性を継承
エクステリアはハリアー独自の個性が継承されつつ、高級SUVとしての洗練とダイナミズムが表現された。フロントフェイスはフロントコーナーを後方へ引く立体的な造形となり、力強さと新しさが追求されている。
サイドビューは、水平基調のプロポーションや前傾したクォーターピラーが継承されている。前後のオーバーハング比率などに強弱をつけたアンバランスなプロポーションが採用され、流麗で軽快な雰囲気となっている。
インテリアは、ソフトパッドやステッチなどの細部まで作り込まれており、上質な手仕事や仕立ての良さを感じさせる。さらに、エンボス加工されたフロントドアトリムの飾りや、センタークラスターとコンソールボックスの隙間を用いたコンソールポケットなど、「大人の遊び心」が散りばめられていることもポイントだ。
もちろん安全装備も充実している。上空から見下ろしたような映像で車の周囲を確認できる「パノラミックビューモニター」に「左右確認サポート」が追加された。見通しの悪い場所からの発進時に左右から現れる人や車を検知しドライバーに注意を促すシステムだ。
他にも、誤発進による衝突事故の被害を軽減する「ドライブスタートコントロール」や、プリクラッシュセーフティシステムなども用意されている。
ボディ、エンジンともにダウンサイジングを実施
新型の最大の特徴は、やはりダウンサイジングだろう。ボディは従来型に比べ、全長で15mm、全幅・全高は10mm短くなっている。
エンジンも同様で、新型のガソリンモデルは、従来型の2.4Lから2Lエンジンに変更された。吸気バルブ量を連続的に変化させるバルブマチックや可変バルブタイミング機構のデュアルVVT-iを採用した新世代ユニットとなり、ミッションはCVTが組み合わされる。
ハイブリッドは2.5Lエンジン+フロントモーターに、リアモーターを設定した電気式4WDシステム「E-Four」が組み合わされる。JC08モード21.8km/L(ハイブリッドGRAND)という低燃費と3Lクラスのガソリン車と同等の加速性能を両立している。
価格は、2WDを採用するガソリン車のエントリーモデル「GRAND」の272万円から、ハイブリッドの最上級グレード「Advanced Package」の447万円までとなる。
なお、発売はガソリン車が2013年12月2日(月)、ハイブリッド車が2014年1月15日(水)となる予定だ。
グレード | GRAND | PREMIUM | ハイブリッド Advanced Package |
駆動方式 | FF | 4WD | |
トランスミッション | CVT | ||
全長×全幅×全高(mm) | 4720×1835×1690 | ||
ホイールベース(mm) | 2660 | ||
車両重量(kg) | 1560 | 1630 | 1800 |
乗車定員(人) | 5 | ||
エンジン種類 | 直4DOHC | 直4DOHC+モーター | |
総排気量(cc) | 1986 | 2493 | |
最高出力[kW(ps)rpm] | 111(151)/6100 | 112(152)/5700+105(143)+50(68) | |
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] | 193(19.7)/3800 | 206(21.0)/4400‐4800+270(27.5)+139(14.2) | |
JC08モード燃費(km/L) | 16.0 | 15.2 | 21.4 |
ガソリン種類/容量(L) | レギュラー/60 | レギュラー/56 | |
車両本体価格(万円) | 272.0 | 323.9 | 447.0 |