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トヨタのアッパーミドルクラスセダンである、マークXがマイナーチェンジを果たした。同時に、トヨタが自ら開発するスポーツコンバージョン車シリーズの第4弾として、マークX“G SPORTS（通称G's(ジーズ)）”が追加設定された。こちらは10月9日の発売となる。

ノーマルモデルのマークXは、前後バンパーや燈火類の意匠を大幅に変更したほか、印象的なデザインのバイキセノン式ディスチャージヘッドランプ＆LEDクリアランスランプを採用するなど、スポーティさと上質さの向上が図られた。

内装においては、4眼メーターやシフトレバー周りなどに高輝度シルバー塗装を施すことで上質感を演出している。さらに、内装材やフロントピラー内の制振材の採用を拡大。静粛性がよりいっそう向上。また、溶接スポット点数を追加することでボディ剛性を高め、高速走行時の優れた操縦性・走行安定性を実現している。

新登場のG SPORTSは、コイルスプリングやショックアブソーバーに加えブッシュなどにも専用チューニングを施したサスペンションを採用。さらに、各種メンバーブレースの採用や溶接スポット点数の追加によりボディ剛性を向上。床下の気流を整流し優れた操縦性を実現する空力パーツを配置するなど、各所に手が施されている。これらによりFRならではのスポーティな走りが目指された。

価格は、2.5Lエンジンの「250G“Fパッケージ”」の244万円から、3.5Lエンジン搭載の最上級グレード「PREMIUM」の390万円まで。各グレードとも小幅な価格上昇となった。注目のG SPORTSは、2.5L車の「250G“Sパッケージ”」が359万円で、3.5L車の「350S」が420万円となる。