トヨタ プリウス プラグインハイブリッド 【新型車】
カテゴリー: トヨタの新型車
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2011/11/29
トヨタが考える次世代モビリティ社会の柱
手が届く価格を実現したプラグインハイブリッド
↑ボディカラーは写真のシルバーメタリックを含む全8色
コンセプト
電気自動車(EV)とハイブリッド車(HV)の
長所をあわせ持つ次世代環境車
トヨタの環境性能車の代名詞ともいえるプリウスに、家庭用電源などから充電ができるプラグインハイブリッド(PHV)方式の仕様が加わった。近場なら電気自動車(EV)としてモーターのみでの走行が可能で、長距離ではハイブリッド車(HV)として走行できる。電池切れを気にせずロングドライブができることや、ガソリン消費量やCO2排出量を低減し地球環境に大きく貢献するなど、メリットは多い。トヨタでは、プラグインハイブリッド車を来るべきモビリティ社会を見据えた「トヨタグローバルビジョン」における次世代環境車の柱と位置づけているという。
内外装
内外装は、ベースとなったプリウスに準ずる
スマートフォンを活用したUIなど未来感を演出
エクステリアは基本的にベースとなったプリウスに準じたものとなるが、専用のロゴやフロントのアッパーグリル下部にメッキのグリルガーニッシュを追加するなど、随所にプラグインハイブリッド専用のアイテムが採用された。ほかにも、ヘッドライトエクステンション部のブルースモーク塗装化や、充電口にクロムメッキのプラグマークがデザインされるなど、専用の意匠が数多く施されている。インテリアでは、ステアリングやコンソールボックスなどの加飾部に、より立体感を際立たせた金属処理が施され、質感の向上が図られた。また、専用のオーナメントには、高輝度シルバーの縁どりが設定されるなど、プラグインハイブリッド車であることをアピールするアイテムも用意される。
装備面では、全車に快適温熱シートや、EV走行をサポートするエコドライブモニターが採用された。プラグインハイブリッド独自の機能として、手持ちのスマートフォンから充電状況やエコ運転情報などを把握できる「eConnect」や、ユーザーと車、ユーザーとユーザーをつなぐSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)「トヨタフレンド」などが用意されている。
バリエーション
満充電はわずかAC200V電源で約90分
リチウムイオンバッテリーを採用
パワートレインは、プリウスのリダクション機構付きTHS IIをベースに、外部電源からの充電に対応する高効率車載充電器を採用した「THS II Plug-in(リダクション機構付き)」に進化。バッテリーには、新開発の高容量リチウムイオンバッテリーが採用され、EV走行が実現された。ハイブリッドシステムを備えているため、大きなバッテリーを搭載する必要がなく、既存のEVと比べて短時間での満充電を実現。AC200V電源で約90分、AC100V電源では約180分で充電が可能となっている。家庭用電源から簡単な操作で充電することも可能で、屋外の専用コンセントに充電ケーブルをつなぎ、プリウスPHVの充電口に差し込むだけで充電が開始される。
モデルラインナップは、エントリーグレードのSと上級のG、その本革シート仕様、Gレザーパッケージの3グレードを用意。価格はSの320.0万円から、Gレザーパッケージの420.0万円までとなっている。
POINT
1
PHV独自の加飾や
専用デザインを随所に採用
2
センタークラスターなどに
上質な素材を使い質感を向上
3
エンジンを始動せずに
快適機能の使用が可能
4
充電方法はシンプル
専用ケーブルを充電口に挿すだけ
SPECIFICATIONS
グレード | S | Gレザーパッケージ |
駆動方式 | FF | |
トランスミッション | CVT | |
全長×全幅×全高(mm) | 4480×1745×1490 | |
ホイールベース(mm) | 2700 | |
車両重量(kg) | 1410 | 1440 |
乗車定員(人) | 5 | |
エンジン種類 | 直4DOHC+モーター | |
総排気量(cc) | 1797 | |
最高出力[kW(ps)rpm] | 73(99)/5200+60(82) | |
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] | 142(14.5)/4000+207(21.1) | |
プラグインハイブリッド燃費(km/L) | 61.0 | 57.2 |
ガソリン種類/容量(L) | レギュラー/45 | |
車両本体価格(万円) | 320.0 | 420.0 |
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