トヨタが考える次世代モビリティ社会の柱
手が届く価格を実現したプラグインハイブリッド

トヨタ プリウスプラグインハイブリッド|ニューモデル速報
↑ボディカラーは写真のシルバーメタリックを含む全8色

コンセプト
電気自動車(EV)とハイブリッド車(HV)の
長所をあわせ持つ次世代環境車

トヨタの環境性能車の代名詞ともいえるプリウスに、家庭用電源などから充電ができるプラグインハイブリッド(PHV)方式の仕様が加わった。近場なら電気自動車(EV)としてモーターのみでの走行が可能で、長距離ではハイブリッド車(HV)として走行できる。

電池切れを気にせずロングドライブができることや、ガソリン消費量やCO2排出量を低減し地球環境に大きく貢献するなど、メリットは多い。トヨタでは、プラグインハイブリッド車を来るべきモビリティ社会を見据えた「トヨタグローバルビジョン」における次世代環境車の柱と位置づけているという。

内外装
内外装は、ベースとなったプリウスに準ずる
スマートフォンを活用したUIなど未来感を演出

エクステリアは基本的にベースとなったプリウスに準じたものとなるが、専用のロゴやフロントのアッパーグリル下部にメッキのグリルガーニッシュを追加するなど、随所にプラグインハイブリッド専用のアイテムが採用された。ほかにも、ヘッドライトエクステンション部のブルースモーク塗装化や、充電口にクロムメッキのプラグマークがデザインされるなど、専用の意匠が数多く施されている。

インテリアでは、ステアリングやコンソールボックスなどの加飾部に、より立体感を際立たせた金属処理が施され、質感の向上が図られた。また、専用のオーナメントには、高輝度シルバーの縁どりが設定されるなど、プラグインハイブリッド車であることをアピールするアイテムも用意される。

装備面では、全車に快適温熱シートや、EV走行をサポートするエコドライブモニターが採用された。プラグインハイブリッド独自の機能として、手持ちのスマートフォンから充電状況やエコ運転情報などを把握できる「eConnect」や、ユーザーと車、ユーザーとユーザーをつなぐSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)「トヨタフレンド」などが用意されている。

バリエーション
満充電はわずかAC200V電源で約90分
リチウムイオンバッテリーを採用

パワートレインは、プリウスのリダクション機構付きTHS IIをベースに、外部電源からの充電に対応する高効率車載充電器を採用した「THS II Plug-in(リダクション機構付き)」に進化。バッテリーには、新開発の高容量リチウムイオンバッテリーが採用され、EV走行が実現された。

ハイブリッドシステムを備えているため、大きなバッテリーを搭載する必要がなく、既存のEVと比べて短時間での満充電を実現。AC200V電源で約90分、AC100V電源では約180分で充電が可能となっている。家庭用電源から簡単な操作で充電することも可能で、屋外の専用コンセントに充電ケーブルをつなぎ、プリウスPHVの充電口に差し込むだけで充電が開始される。

モデルラインナップは、エントリーグレードのSと上級のG、その本革シート仕様、Gレザーパッケージの3グレードを用意。価格はSの320.0万円から、Gレザーパッケージの420.0万円までとなっている。
POINT
1 PHV独自の加飾や
専用デザインを随所に採用
トヨタ プリウスプラグインハイブリッド リアスタイル|ニューモデル速報
2 センタークラスターなどに
上質な素材を使い質感を向上
トヨタ プリウスハイブリッド インパネ|ニューモデル速報
3 エンジンを始動せずに
快適機能の使用が可能
トヨタ プリウスプラグインハイブリッド シート|ニューモデル速報
4 充電方法はシンプル
専用ケーブルを充電口に挿すだけ
トヨタ プリウス プラグインハイブリッド 充電口|ニューモデル速報

SPECIFICATIONS

グレード S Gレザーパッケージ
駆動方式 FF
トランスミッション CVT
全長×全幅×全高(mm) 4480×1745×1490
ホイールベース(mm) 2700
車両重量(kg) 1410 1440
乗車定員(人) 5
エンジン種類 直4DOHC+モーター
総排気量(cc) 1797
最高出力[kW(ps)rpm] 73(99)/5200+60(82)
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 142(14.5)/4000+207(21.1)
プラグインハイブリッド燃費(km/L) 61.0 57.2
ガソリン種類/容量(L) レギュラー/45
車両本体価格(万円) 320.0 420.0
■発表日:平成23年11月29日 発売日:平成24年1月30日 ■取り扱い:トヨタ店、トヨペット店、カローラ店、ネッツ店