レクサス LS|ハイバリュー物件を見抜く3つの目安とは!?【予算100万円ならコレが買い】
カテゴリー: 特選車
タグ: レクサス / セダン / クルマを選び始めた人向け / LS / 総額100万円で狙おう / 中野剛
2019/08/12

新しいプレミアムセダン像を世界に発信
ハイブリッドをはじめとする先進技術や“おもてなし”を意識した心地よい室内空間、斬新かつ洗練されたデザインを駆使し、世界的に評価の高いプレミアムカーを数多く生み出しているレクサス。
そのフラッグシップセダンであるLSが、日本に導入されたのは2006年9月のこと。
4.6L V8エンジン、当時世界初だった8速AT、そして新開発されたプラットフォームや前後マルチリンク式サスペンションなどにより、驚くほどスムーズな走りを実現。
さらに2007年5月には5LV8+モーターのハイブリッド車LS600hを追加するなど、従来の高級車の概念を超える新しいプレミアムセダン像を世界に発信した。
デビュー当初の初代の新車時価格は、最も安い標準車のLS460が770万円で、最上級グレードとなるバージョンU Iパッケージが965万円。
実質的なトヨタ セルシオの後継モデルということもあり、ハイヤーなどの法人ユースはもちろん、パーソナルカーとしても人気を博した。


走行距離10万km超の物件が大多数
そんな初代LSも、2017年10月にシリーズ2代目となる現行型が登場したことで、中古車相場の最安値帯は総額70万~80万円の水準まで下がってきた。
つまり予算100万円あれば、ある程度の選択肢を確保できるということだ。ただし、注意点がひとつある。物件の走行距離だ。
現在、初代LSの中古車物件の平均走行距離はおよそ8.6万km。流通量全体の約37%が走行距離10万km以上の物件だ。予算100万円圏内に絞ると、走行距離10万km超の物件の割合は86%までアップする。
予算100万円で狙うとなると、そのほとんどが平均走行距離より多い物件が対象になるということだ。
だが、初期の頃の物件はすでに初度登録から10年以上経過しているため、年間1万km程度走っていた物件だとしも、走行距離は10万kmを超える。
したがって、走行距離の多寡にこだわるよりも、整備の記録や実物件の状態に重きを置いて選ぶ方が合理的。
しかも法人ユースが多いモデルだけに、しっかり定期点検を受けていた物件に出合える確率は高いはずだ。
以上を踏まえたうえで、ハイバリュー物件を絞り込むための目安をいくつか挙げてみよう。



13万kmを走行距離のひとつの目安に
まずは、年間の走行距離が1万km程度の物件だ。
予算100万円圏内だと、2006年9月~2009年9月の前期型がメインターゲット。
したがって、走行距離の上限を13万kmに設定してみるのもひとつの手だ。この方法なら、比較的広い選択肢を確保できる。
続いて、最上級グレードであるバージョンU Iパッケージに狙いを定めてみる方法。
新車時価格が高かったということがバリューの根拠だが、一番高いということもあり法人ユースだった可能性が高いというのもポイントだ。
もうひとつはワンオーナー車。それが10年落ちで走行10万km以上の物件なら、法人や個人に関わらず、オーナーの愛情がたっぷり注がれ、丁寧に扱われていたひとつの実績と取ることができるからだ。
上記の3つの目安/条件のうち、どれか2つでもクリアした物件は、かなり台数が絞られてくるため一層バリューは高くなるはず。
3つともクリアした物件に出合える確率はほぼ奇跡に近いだろう。
ただし気になるハイバリュー物件に出合っても焦りは禁物。整備の記録や実物件の状態をしっかり確認してから判断しよう。
▼検索条件
レクサス LS(初代)×総額100万円以下×全国この記事で紹介している物件
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