評価の高いマツダ アテンザ。何かと話題の初代と現行型に挟まれた2代目モデルを再発掘せよ!
2017/09/26
実はオイシイ2代目アテンザを忘れるな!
「これまでは夫婦2人でコンパクトカーに乗ってきたが、子供が生まれたので買い替えたい」……このようにお考えのご家族、いらっしゃるのではないでしょうか。
さらに、「できればお金はあまりかけたくないけど、でも質の高さは担保したい」。ちょっと贅沢な悩みかもしれませんが、誰もがこう思っているはず。特に子供が生まれたばかりとかでしたら、そこまで車に大金はかけられないでしょう。
そんな方にぜひオススメしたいのが、マツダ アテンザなのです。
マツダといえば、「走る歓び」を前面に押し出したブランドコンセプトで車好きのハートを射ぬきました。そのブランドフレーズ「Zoom-Zoom」が初めて採用されたのが、2002年にカペラの後継車種として登場したアテンザでした。この初代アテンザは、2008年までに世界中で132もの賞を受賞し、世界販売台数も132万台に上る大ヒット作となりました。
また2012年に登場した現行モデルは、スカイアクティブテクノロジーと魂動デザインを採用した新世代のマツダを代表するフラッグシップモデルへと成長。「2013-2014日本カー・オブ・ザ・イヤー エモーショナル部門賞」を受賞し、国産車の同クラスとしては唯一クリーンディーゼルエンジンを設定するなど、唯一無二のキャラクターへと昇華しています。
と、初代も現行も高い評価を受けているアテンザ。ここでアレ? と思ったアナタ。そう、忘れてはいけないのが2代目アテンザの存在です。初代と現行の間に挟まれて目立たない存在となってしまってはいますが、車の完成度は折り紙付き。ボディサイズも現行モデルほど大きくないですし、マイナーゆえに意外なほどお手頃な価格で手に入れることができるというわけで、そろそろコンパクトカーからステップアップしたいと考えているファミリーにピッタリではないでしょうか?
そんなわけで今回は2代目アテンザのオススメモデルを探ってみたいと思います!
マツダ アテンザ(2代目 2008~2012年)
ファミリーにオススメなのは使い勝手の良いアテンザスポーツ
2008年に2代目へとバトンタッチを果たしたアテンザは、先代と同じくセダン、ハッチバックボディのスポーツ、ステーションワゴンの3種類のボディが用意されていました。搭載されたエンジンは2リッターと2.5リッターの直列4気筒エンジンで、基本はATとの組み合わせとなり、セダン以外の2.5リッターの一部グレードで6速MTが選べるといったシンプルな構成で、あとはグレードによって装備に若干の差が出るといったところ。
さて、そんなアテンザの中古車を狙うなら、ヤングファミリーにオススメしたいのが、使い勝手の良いハッチバックボディのアテンザスポーツ。走行距離6万キロ以下で検索すると、中心価格帯は70万~140万円と比較的狙いやすいと思われる価格帯です。
大きく開くハッチバックゲートを持つスポーツは、定員乗車時の荷室容量は510L(VDA方式)とワゴンの519Lと遜色ない数値を誇ります。また、リアシートを倒す場合は、ワゴンと同じく背もたれが倒れると同時に座面が沈み込みフラットなラゲージスペースとなる「カラクリフォールド」が採用されている(2WDのみ)ので、荷室をフル活用したいときも活躍してくれること間違いなしでしょう。
また、どうしてもマニュアルにこだわりたい! という人にもスポーツはオススメ。ワゴンにもMTの設定はありますが、中古車市場でのタマ数は圧倒的にスポーツの方が多くなっているのです。とはいえ、全体から見れば希少なことには変わりないので、MT指定の場合はじっくり探す心構えが必要となりそうですが……。
荷室重視ならワゴン、予算重視ならセダンも検討を
とはいえ、荷室は重視したい、という方にはアテンザワゴンがオススメ。荷室容量はアテンザスポーツとそれほど変わりませんが、やはり荷室の高さはワゴンの方が上。ラゲージスペースをフル活用してアウトドアなんかに行きたいと思っているなら、ワゴンの使い勝手は抜群でしょう。価格帯は、スポーツと同じく走行距離6万キロ以下で検索すると、80万~160万円あたりがボリュームゾーンとスポーツよりは少し高め。予算を多めに見ておくといいでしょう。
なお、セダンに関しては3つのボディタイプの中でも一番人気薄で、同条件で検索すると50万~120万円がボリュームゾーンとなっていますが、タマ数も少なめ。特にトランクスペースの使い勝手にこだわりがないという人であれば狙い目と言えるかもしれません!
▼検索条件
マツダ アテンザスポーツ(2代目)▼検索条件
マツダ アテンザスポーツワゴン(2代目)あわせて読みたい
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