BMW1シリーズを狙うなら200万円台の現行型か、100万円台の旧型か!?
2014/01/29
BMW1シリーズは2011年式がオトク!?
2011年10月に登場した現行BMW1シリーズ。旧型よりやや大きく、ハンドリングもしっとり系。2011年式の場合、総額は200万円台となります
現行1シリーズのインパネ回り。旧型のインパネ(※2つ下の写真)よりもグッと現代的になったような、意外と大きな差はないような?
こちらは旧型BMW1シリーズ。現行と旧型のどちらのデザインが好きかは、意見が分かれるところでしょう。2011年式の総額の目安は170万円前後です
BMW車の内装に共通する上質でありながらスポーティなデザインイメージを、旧型1シリーズも踏襲しています。写真は2009年モデルです
実質ほぼ2年落ちの車も、年が変わると「3年落ち」になって……
たとえば年末までは「2年落ち」だった車が年が明けた途端「3年落ち」という扱いになり、それに伴って中古車相場が下がることがあります。その代表例が、BMWの現行1シリーズです。
2011年10月に発売された現行1シリーズの場合、最初期に生産された車両はついこの間まで「2年落ち」でした。しかし、今年1月からは「3年落ち」となったことが影響して、相場は値下がり傾向にあります。
具体的には、カーセンサーアフター保証が付いている2011年式116iの走行数千kmレベルの物件が、総額240万円前後といったところ。新車と中古車を一概に比べることはできませんが、新車価格300万円超級だったモデルの低走行物件がこの価格というのは、なかなかのバーゲンプライスといえるでしょう。
さらに言えば、3年落ち扱いとはいえ最初期に生産された車両は実質、「2年3ヵ月落ち」でしかありません。年をまたいだことによる心理的作用で相場が下がっただけですので、「安くなった=コンディションが劣化した」という話ではないのもうれしいところでしょう。
オススメは現行型。だが同年式の旧型も実は◎
現行1シリーズの走りや各部の質感は、店頭で試乗すればその良さがすぐにわかるほど、上々です。Cセグメント(いわゆるVWゴルフぐらいのサイズの車)としては異例のFRレイアウトを採用し、操舵感はひたすら滑らか。エンジンと足回りは、BMWらしい活発さとしなやかさを両立しています。ハッチバックゆえの使い勝手の良さを含め、「よそん家とはひと味違うファミリーカー」を探している方にオススメです。
……しかし、ここでもう一つの選択肢が浮上します。それは「現行1シリーズの最初期型ではなく、あえて同じ2011年式の旧型1シリーズ最後期型を狙う」という選択です。
価格差は30万円以上。あなたならどちらを選ぶ?
「旧型より現行のほうが良いでしょ!」という方もいるでしょうが、実は一概にそうとも言い切れません。理由は、まず第一に価格。現行1シリーズだと支払総額200万円台となるのは必至ですが、旧型の末期モデルなら同じような条件(低走行&カーセンサーアフター保証付き)でも支払総額170万円前後でイケてしまいます。
価格的に安いからといって、品質や走りなどが現行型より極度に劣るということはありません。熟成を重ねた末期モデルというのは1シリーズに限らず、満足できる車に仕上がっている場合が多いもの。加えていえば、新型よりボディサイズがコンパクトなこともあって「ハンドリングのソリッドさは旧型のほうが上」という見方もあります。そのぶん、リアシートがちょっと狭いのは玉にキズかもしれませんが。
価格とハンドリングとデザイン。現行型と旧型1シリーズのそれぞれの“差”をどう評価し、どちらを選択するかは人それぞれでしょう。少なくとも言えるのは、両車とも「よそん家とはひと味違うファミリーカー」としては最高の部類だ、ということです。
※プランでCSA保証を付けた場合、総額250万円を超える場合があります
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