【福祉車両ガイド】スズキ ワゴンR 昇降シート車
カテゴリー: 福祉車両 ニューモデルガイド
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2014/07/03

至れり尽くせりな充実装備
コンパクトなのはもちろん、燃費も良くて維持費も安いとあって人気の軽自動車。中でもスズキ ワゴンRは軽自動車の代表格と言っていいほど人気を集めている車です。今回はこのワゴンRに用意されている昇降シート車をご紹介します。足腰の弱った人を乗せて通院やお買い物に出かけやすくなる軽自動車です。
ベースとなるワゴンR(2012年9月~)は、ハイト系軽ワゴンのパイオニア的存在。旧型に比べて最大70kgもの軽量化を実現するなど、低燃費が追求されたモデルです。新世代エンジンや副変速機構付きCVTの改良、独自の減速エネルギー回生技術のエネチャージ、アイドリングストップなどにより、デビュー当時はクラストップのJC08モード:28.8km/Lを実現しました。
また、左右それぞれでスライド&リクライニングできるリアシート、アイドリングストップ中でも、冷風を送ってくれるエコクールなど装備がとても充実しています。
このワゴンRの助手席が回転&昇降して、足腰の負担が大きい人の乗り降りをしやすくしてくれるのが、昇降シート車です。エネチャージやアイドリングストップ、エコクールなど低燃費技術は他のグレードと同様です。また、後席の左右独立スライド&リクライニング機構や、フルオートエアコンも備わっています。

回転&昇降シートにはシートベルト以外に乗員の胸部を固定するベルトが備わります。高齢になると筋肉が衰えるため、若い人よりも体が揺れてしまうのですが、このベルトで揺れを抑えられるのです。その他、専用アームレストやアシストグリップなど、シートが回転&昇降するだけでなく、より安全に快適なドライブを実現する工夫がなされています。
高齢で杖が必要だったり、車椅子を利用する両親がいる人は、家族に優しい愛車として購入を検討してみてはいかがでしょうか。
乗車定員/4名
リフト能力/100kg(シートを除く)
シート下降時最低着座面高さ/440mm(2WD)
回転時足元スペース/335mm
車内でのシートスライド量/140mm