福祉車両ユーザーに聞く。「日産デイズルークスの回転&昇降シート車を買って出かけるのが楽しくなった」
カテゴリー: カーライフ
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2015/10/07
義母の回転&昇降シート車を奥さんのためにも使うことに
「夫婦ともども車が好き」という大阪府のNさん。こだわりの日産デイズルークスで、車いすで生活する奥さんの通院だけでなく、夫婦で富士山までドライブを楽しんでいる。Nさんが福祉車両を選ぶ基準とはなにか?
約4年前、Nさんの奥さんが不慮の事故で障がいを負った。近所に住むNさんの義理の父が膝の悪い義母を乗せるためにダイハツムーヴの回転&昇降シート車を持っており、Nさんの奥さんが「車いす仕様車は後ろに1人で座るから寂しくて嫌で……」と言うこともあって、このムーヴを奥さんの通院にも使うことにした。
回転&昇降シート車は乗降時に助手席側を大きく開ける必要があるが、病院の駐車場が狭く、軽自動車でギリギリ。その意味でもムーヴは合っていた。しかし、Nさんご夫婦2人とも車が好きだったため、ターボのない軽自動車の走りに不満があったという。
「一度、妻の両親と4人で車いすも載せて出かけたのですが、まぁ走らない(笑)。それでターボ付きの軽自動車で、回転&昇降シート車を探し始めたんです」。
走りのいいターボ車の回転&昇降シート車を探した
ところが、軽自動車のターボ付きで回転&昇降シート車は、当時は1台もなかった。ダイハツのお客様相談センターに「改造してターボを付けられないか」と電話をしたことさえあったという。しかしないものはなく、あきらめかけていたところ、たまたま出かけた福祉機器の総合展示イベントで日産 デイズルークスを見つけた。
もちろんターボ車ではなかったが、身長の高い奥さんが首を曲げなくても乗降できる。これはいいなと思い、ダメもとでそばにいたスタッフに「ターボ車はないよね?」と尋ねたところ「間もなく発売されます」と言ったのだ。「もう、次の日には近所の販売店に予約を入れました」。その約3ヵ月後、ようやく現在の愛車を手に入れることになった。
走りに不満がないからドライブが楽しめる
もともと車に乗ることが大好きな2人。週2回の通院とリハビリの他、「ターボ車は高速道路での合流も簡単だし、坂道もラク」なので、夫婦で旅行に出かけるのが楽しくなったという。
今年の春は富士山を見に行った2人。「休み休み行ったので大阪から6時間くらいかかったかな。ちょっと時期が早すぎて雪がまだ残っていたから5合目まで行けなかったんですが」とNさん。奥さんは「隣りに座ってあちこちへ出かけるのは楽しいです」と笑顔でうなずいた。