第72回 M・ベンツ SLKクラス(現行型) 【おいしい中古車】
2009/03/27
■小さいSRLマクラーレン!? 2代目SLKクラス
侍JAPANの祝勝ムードも一段落した今日この頃。いまだJAPANは不景気真っただ中。そのおかげかはわかりませんが、M・ベンツなどの高級車が軒並み相場を下げています。そんななか今回チョイスした一台は、M・ベンツのSLK。2シーターオープンの見るからに浮世離れした車ですが、その現行型がもう200万円台で売られています。
現行型のSLKが登場したのは2004年の9月。ルーフにはバリオルーフと呼ばれる電動開閉式のメタルトップが採用され、ボタン一つで開閉可能などセレブ色の強い車です。デビュー当初のエンジンはV6の3.5Lを搭載したSLK350のみでしたが、後に同じくV6の3Lを搭載したSLK280を追加。さらには直4の1.8Lエンジンをスーパーチャージャーで武装したSLK200コンプレッサーもラインナップされています。
ちなみにM・ベンツのスポーツモデルで忘れちゃいけないAMG。こちらももちろん設定されていて、バケモノみたいな5.5LのV8エンジンを搭載しています。めっぽう速いのは間違いないのですが、その分価格もバケモノで、デビュー当初の新車価格は959.7万円。今新車で買おうとしたら、愛しの諭吉先生が1000枚あっても足りません。
■不景気の影響か、すでに200万円台突入!
通常のおいしい中古車ならこういったトンガリモデルはまだ高いので除外、となることが多いのですが、SLKに関しては、ノーマルモデルもAMGモデルもどちらも安いんです。
ということで、どれだけ安いのか。まずはノーマルモデルからいきましょう。最安値は238万円。「でもそれって一番下のSLK200コンプレッサーだろ?」とお思いの方も多いでしょうが、さにあらず。3.5LのV6に7ATを搭載したSLK350なんです。さすがに最安値の物件は修復歴ありでしたが、258万円で走行3.4万km、修復歴なしといった物件もありました。当時の新車価格は672万円なので、1/3近くで買えるわけです。
とはいっても、200万円以上であることは事実。「こんなご時世に買えるわけないだろ」と言う方もいらっしゃると思います。しかし、裏を返せば、こんなご時世だからこそこの値段で売られているわけです。
世の中がここまで不景気でなければ、これほどの値段は付けられていないでしょう。ある意味、千載一遇のチャンスでもあるわけです。少しでもゆとりがあるなら、このチャンスを逃す手はありませんよ。
侍JAPANの祝勝ムードも一段落した今日この頃。いまだJAPANは不景気真っただ中。そのおかげかはわかりませんが、M・ベンツなどの高級車が軒並み相場を下げています。そんななか今回チョイスした一台は、M・ベンツのSLK。2シーターオープンの見るからに浮世離れした車ですが、その現行型がもう200万円台で売られています。
現行型のSLKが登場したのは2004年の9月。ルーフにはバリオルーフと呼ばれる電動開閉式のメタルトップが採用され、ボタン一つで開閉可能などセレブ色の強い車です。デビュー当初のエンジンはV6の3.5Lを搭載したSLK350のみでしたが、後に同じくV6の3Lを搭載したSLK280を追加。さらには直4の1.8Lエンジンをスーパーチャージャーで武装したSLK200コンプレッサーもラインナップされています。
↑初代SLKに比べ、スポーティに、そして迫力を増したフロントマスクが特徴的。そのいでたちは小さなSLKRマクラーレンと言っても過言ではないほど(左右)
また、ミッションは7Gトロニックという電子制御の7ATが搭載されており(SLK200コンプレッサーは5AT)、同社が誇るスーパースポーツ、SLRマクラーレンばりのスタイルに負けないパワーユニットとなっています。ちなみにM・ベンツのスポーツモデルで忘れちゃいけないAMG。こちらももちろん設定されていて、バケモノみたいな5.5LのV8エンジンを搭載しています。めっぽう速いのは間違いないのですが、その分価格もバケモノで、デビュー当初の新車価格は959.7万円。今新車で買おうとしたら、愛しの諭吉先生が1000枚あっても足りません。
■不景気の影響か、すでに200万円台突入!
通常のおいしい中古車ならこういったトンガリモデルはまだ高いので除外、となることが多いのですが、SLKに関しては、ノーマルモデルもAMGモデルもどちらも安いんです。
ということで、どれだけ安いのか。まずはノーマルモデルからいきましょう。最安値は238万円。「でもそれって一番下のSLK200コンプレッサーだろ?」とお思いの方も多いでしょうが、さにあらず。3.5LのV6に7ATを搭載したSLK350なんです。さすがに最安値の物件は修復歴ありでしたが、258万円で走行3.4万km、修復歴なしといった物件もありました。当時の新車価格は672万円なので、1/3近くで買えるわけです。
↑M・ベンツらしい高級感とスポーティ感を併せ持つインパネ(左) わずか20秒弱で開閉可能なバリオルーフ(中) AMGの技術が結集したSLKクラス(右)
一方AMGモデルのSLK55はというと、走行4.0万km、修復歴なしの物件が353万円で売られています。こちらの新車価格は約1000万円。値落ち額で言えば650万円近いわけで、こちらもかなりオトクです。なにせ現行型ですからね。とはいっても、200万円以上であることは事実。「こんなご時世に買えるわけないだろ」と言う方もいらっしゃると思います。しかし、裏を返せば、こんなご時世だからこそこの値段で売られているわけです。
世の中がここまで不景気でなければ、これほどの値段は付けられていないでしょう。ある意味、千載一遇のチャンスでもあるわけです。少しでもゆとりがあるなら、このチャンスを逃す手はありませんよ。
Text/金子剛士
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第72回 M・ベンツ SLKクラス(現行型) 【おいしい中古車】/旬ネタ
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