ライバル別100万円以下中古車 Part1
2009/03/17
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人も車もライバルがいてこそ成長するもの。お互いに切磋琢磨しあうからです。
競い合うライバルがいるということは、よりよい車が複数選択肢としてあるということでもあります。
しかも中古車になると、新車時価格以上に中古車相場の差が開くことも…。
まずはスポーティ4WDからアッパーミドルセダンまで、5カテゴリー&11台をピックアップ。
いずれも100万円以下から見つけられるライバル車たちをご紹介します。 |
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スポーティ4WD |
テクノロジーを凝縮した高性能マシンたち |
運転する楽しさを追求したのがスポーツカーだとすれば、インプレッサSTIとランサーエボリューションの究極の目的は競技での勝利。それだけに中身の濃さはどのジャンルにも負けない。高性能ターボエンジンに高度な4WDを組み合わせたパワートレインは滅法速く、締め上げたサスペンションも一級品の性能を誇る。残念なことに、三菱に続いてスバルもWRC(世界ラリー選手権)からの撤退を決めてしまった。しかし、インプレッサSTIとランサーエボリューションのライバル関係は、WRC以外のモータースポーツシーンだけでなく中古車でもいまだ健在だ。 |
まだ初期の丸目だけ スバル インプレッサSTI
(2000~2007年) |
ATのGT-Aに割安感あり 三菱 ランサーエボリューション(2001~2006年) |
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コンパクトステーションワゴン |
取り回しの良さと積載量をこだわるなら |
全長を4.3~4.4m程度に抑えた取り回しのしやすい5ナンバーサイズのステーションワゴンながら、大人4人が快適に座れるゆとりの室内空間と、遊び道具を満載できる大きなカーゴスペースを実現しているのがこのクラスの持ち味だ。ヴィッツやフィットといったコンパクトカーでは小さすぎるけれど、ミニバンほどのスペースは必要ないと考えている人にピタリとはまる。新車価格が比較的安いだけに、高年式車を狙えるのもこのクラスの魅力だ。 |
100万円以下比率が高い トヨタ サクシード(2002年~) |
エアロ装着車も狙える 日産 ウイングロード(2005年~) |
流通量は多いが割高感あり ホンダ エアウェイブ
(2000~2007年) |
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ターボでも4WDでもないけれど、インプレッサSTIやランサーエボリューションに勝るとも劣らないスポーツ度を誇っているのがホンダのタイプRだ。魅力の源泉はホンダならではの超高回転型自然吸気エンジン。胸のすくサウンドとウルトラハイレスポンスはまさに絶品。快適性度外視で思い切り固めた足回りによるレーシングカーライクなフットワークも刺激的だ。 |
修復歴なしも100万円以下 ホンダ インテグラタイプR(2001~2006年) |
流通量が少なく気合いが必要 ホンダ シビックタイプR(2001~2005年) |
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ここで紹介するVIPセダンは各社のフラッグシップモデル。ブランドの威信をかけて開発された渾身の一作である。事実、威厳あふれるエクステリアや豪華なインテリアに加え、その時代における最新のテクノロジーが惜しみなく注ぎ込まれているのが特徴。高年式車はまだ高いが、フラッグシップにふさわしい耐久性を与えられているから低年式車でも安心して乗れるのだ。 |
いよいよ最終型も圏内に トヨタ セルシオ(2000~2006年) |
100万円以下車はこちらが多い 日産 シーマ(2001年~) |
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ミドルセダンよりも若干ボディサイズが大きく、エンジンも4気筒に加えV6を用意しているのがアッパーミドルセダン。キャラクター的にも、ティアナならコダワリのモダンインテリア、インスパイアなら数々の先進安全装備や燃費低減を目的とした気筒休止システムなど、他車とはひと味違う個性を備えているのがこのクラスの持ち味となる。こだわりをもって選びたい。 |
インテリアにこだわるなら 日産 ティアナ(2003~2008年) |
安全装備にこだわるなら ホンダ インスパイア(2003~2007年) |
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Report/岡崎五朗 |
※この記事は、カーセンサー6号(2/19発売号)の特集をWEB用に再構成したものです |
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