三菱 ランサーエボリューションワゴン 【おいしい中古車実録リポート ステーションワゴン編】
2009/03/17
三菱 ランサーエボリューションワゴン(2005年9月~2006年12月)
週イチで魅力的な中古車をご紹介しているおいしい中古車のなかから、2008年度に読者に一番見られた車をボディカテゴリーごとに分け、実際に物件を見に行くおいしい中古車実録リポート。後半戦2本目となる今回のボディタイプはステーションワゴン。そのなかで栄えあるナンバー1に輝いたのは、セダンのエボIXをベースにリアを重点的に補強し、剛性を高めたランサーエボリューションワゴンでした。6MTの2.0GT、5ATの2.0GT-A、そして「Mitsubishi Racing」の名を冠した2.0GT MR(2.0GT-A MR)が存在します。
なかでもMRは、ターボチャージャーのタービンホイール材質をインコネル(ニッケルクロム系合金)からチタンアルミ合金とするなど、最高出力や最大トルクは変わらないものの、発進加速においては従来モデルを上回る動力性能を実現。また、スプリングがアイバッハ社製となり、ローダウンチューニングも行われています。さらにスーパーAYCの制御をよりスポーティな方向にチューニングすることで、ハンドリング性能もアップしています。
ということで、実際どの物件を見に行こうかと検索していたら、一つのお店が目にとまりました。そもそもランエボワゴンは限定生産なので、流通量自体とても少ないのですが、GTNET大阪には3台もあるじゃないですか。
しかもそのウチ1台は、なんとMR! 全国でも1台しか流通していない物件です。これはということで、さっそくお店を訪ねてみました。
全国に1台しかないレアモノ快足ワゴン
価格 | 見積金額 | 年式 | 走行距離 | 修復歴 |
---|---|---|---|---|
本体価格 249万円 (消費税込) |
283万円 | 2006(H18)年式 | 4.0万km | なし |
車検 | 整備 | 保証 | ミッション | |
2009年9月 | 整備別 | 保証付 | 6MT |
※上記の価格などは取材時点で確認した情報です。
物件はすでに販売済みの場合もありますが、ご了承ください。
挨拶を済ませ、さっそく実車チェック!フロントバンパーやリアウイングは市販品のエアロパーツに交換されていますが、それ以外はほとんどオリジナルの状態。そして、この手の車で気になるのはサーキット走行の有無ではないでしょうか? サーキット走行は車への負荷も大きいので、その分、車の傷みも早くなるわけです。自分もサーキットを走る予定なら別ですが、そうでないならできる限りサーキット走行車は避けたいところ。
するとお店の人が「この物件はたぶんサーキット走行をしていませんよ」と一言。
確かにワゴンであることやバックモニターが付いている点を考えればそうかもしれませんが、これら以外に上手な見分け方があるそうです。「ブレーキキャリパーを見るんですよ。サーキット走行をしていた車は、文字の白いところが熱でクリーム色になっていることが多いんです」。見れば確かにこの物件のブレンボの文字はキレイな、真っ白でした。
外装は多少の洗車キズなどはあるものの、目立つようなキズや凹みはなし。内装も新車同様とはいきませんが、シートのヘタリなどはありません。エンジンもセル一発始動でアイドリングも安定しています。
しかしそれでもスポーツカーということで、程度が気になってしまうのですが、それをカバーしてくれるのが「プレミアム安心プラン(8万8095円)」。これは点検・整備と保証が一体となったシステムで、前者は法定24カ月点検+58項目、計130項目の点検・整備が行われ、後者は2年or2万kmの保証が付くといったシステムです。
スポーツカーを中心に取り揃えるGTNETだけに、その辺のサポートはとても手厚いようで、保証期間が2年というのは何とも嬉しい限りです。限定生産なのでただでさえ希少性の高いランエボワゴンですが、それのMRともなれば、その価値も大幅アップ。安く買える今のウチに買っておくのもいいかもしれませんよ。
今回ご紹介したランサーエボリューションワゴンの物件は、あくまでも数あるおいしい中古車の一台でしかありません。編集部でカーセンサーnetを確認したところ、ATモデルのGT-Aで、走行6.0万km/修復歴なしの車が145万円など、魅力的な物件を発見することができました。カーセンサーnetを駆使して、ぜひおいしい中古車を探してみてください!