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輸入車は最大99万円で選べ! Part1
輸入車は最大99万円で選べ! Part1
2009/05/18
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人気ブランドのアッパーミドルサルーンから
小粋なワゴン、バリオルーフのスポーツモデルまで
もはやアンダー100万円。だがそれらのクオリティはどうなのか?
実際のマーケットで宝探しをしてみた! |
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2000年式アウディ A62.8 クワトロ(旧型)
運転席側の本革シートのみやや残念だが、他はまずまず!?
流れるような曲線美と、エンジンフードやドアフレームなどにアルミニウムを採用した先進の軽量設計で、当時の玄人筋から高い評価を受けたアウディのアッパーミドル、旧型A6。2000年モデルの2.8クワトロは新車時価格610万円という堂々たるお値段であった。
1999年式以前の中古車は超格安なものも多いが、走行距離が短い2000年式のアンダー100万円は比較的レア……ということで見に行ったのがこの物件。9年落ちだが、走行わずか2.4万kmというワンオーナー車である。 ボディ表面の塗装状態は標準的な印象で、くすみや目立つキズなどはなし。期待とともにコックピットに収まると、インパネ周辺はこれまた標準的な状態だが、運転席側のレザーシートのみ若干劣化が気になる。エンジンやAT、足回りなどは決して悪くな
い印象なので、このあたりが、距離短めの人気アッパーミドルなのに2ケタ万円という理由か。世の中「すべて完璧!」な中古車は存在しないので、ここに妥協できれば狙い目の一台かも。
2001年式ボルボ V70 ベースグレード(旧型)
完璧ではないが決して悪くない小粋かつ格安な選択肢
おしゃれさんなヨーロピアン・ステーションワゴンの代名詞といえるボルボV70も、旧型の2002年式以前であれば、「選びまくる!」という表現ができるほど、豊富に2ケタ万円車が流通している。が、それらは比較的走行距離多めであることが多いのだが、取材班が見に行ったのは実走4.0万kmという一台。 まずまずのオーラを放つ外装を確認してから運転席に乗り込むと、格安中古車にありがちな異臭がこもっていない点が、まずは好印象。本革シートの状態も悪くない。ATやエアコン、エンジンにも異変は生じていないと思われた。 全体的にユルくなっている感はあるが、ボルボは新車時からある意味ユルい系なので、この車が特段ヤレているわけではなさそうだ。
1999年式メルセデスベンツ SLK230 コンプレッサー(旧型)
鬼門のバリオルーフも完調な狙い目お手頃2シーター
可動式のメタルトップというのはけっこう壊れたりすることもあるもので(インポーターの広報用車両でもたまに壊れてるやつがある)、この旧型SLKの場合も、そこのところをぜひチェックしたいと思っていた。が、いざ店舗に着いて試乗してみると、左下写真のとおりアッサリかつスムーズにバリオルーフは開閉を繰り返した。 エンジンの吹け上がりや振動、トランスミッションのつながりにも問題は見受けられず、唯一気になったのはセンターコンソールの赤い部分がところどころハゲていること。だが、これはちょっと年数が経過した赤内装SLK共通の弱点。 他は総じて悪くないゆえ、値段を鑑みればこの部分については目をつぶるべきなのだと、社交辞令抜きで思う次第である。
2005年式メルセデスベンツ A200 エレガンス(現行型)
現行メルセデスもAクラスなら最大99万円でイケる
厳密にいえばフェイスリフト前の「旧フェイス」だが、栄えあるメルセデスの栄えある現行モデルも、Aクラスであればギリギリ2ケタ万円で検討可能だ。 撮影物件は底値系としては珍しいA200エレガンスである点と、3.2万kmという比較的短い走行距離が特徴。内外装や足回りなどのコンディションは「ごくフツーに使えますね!」といった印象だ。
2001年式フォルクスワーゲン ポロ GTI(旧型)
ドアの室内側グリップ以外は大きな難点なしのホットハッチ
現行ポロのGTIはまだ少々難しいが、ポロIIIこと旧型フォルクスワーゲンポロをベースとしたGTIであれば中古車相場は90万円台以下。 フォルクスワーゲン&アウディ専門店のユーロマチックで発見したこのGTIは、ドアの室内側グリップが妙にヤレている点以外は全体的に好印象。5MTの変速も小気味良く、小股の切れ上がったシャープな走りをこれからも楽しめそう!
2002年式フォルクスワーゲン ゴルフ GLi(旧々型)
意外と玉石混淆なゴルフの中で素性の良さをにおわせる一台
欧州車における超定番であるフォルクスワーゲンゴルフを「宝探しゾーン」に入れることには反対意見もあるだろうが、人気ブランドだけに、その格安中古車は意外と玉石混淆なのだ。 だが2002年式で59.8万円となるこのGLiは、少走行なワンオーナー車ということで素性は良さそう。納車前のルームクリーニングなどで磨けば、確実に光る素材と思われた。
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編集部=文 |
※この記事は、インポートカーセンサー関東版6号(4月26日発売)の特集をWEB用に再構成したものです |
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