第38回 スマート クーペ＆カブリオ ブラバス 【見つけたら即買い!?】

■“カワイイ”に“カッコイイ”のエッセンスを！

個性的な車の代名詞とも言えるスマート。みなさんも街中で、軽自動車よりも小さい、あの何とも言えないカタチを見かけたことがあるはずです。このスマート、個性的なカタチだけでなく、ブランドの生い立ちも異色なんです。

1994年にスポーツウォッチで有名なスウォッチとダイムラー・ベンツ(当時)により、合弁会社であるMCC(Micro Car Corporation)を設立。1998年には日本法人が立ち上げられ、正規販売の開始。2000年にはスウォッチの撤退。2002年には会社名をMCCからsmartに変更するなど、その歴史に紆余曲折はありながらも、個性は失われることもなく、現在は第2世代のフォーツークーペ、カブリオとフォーフォーが販売されています。
　

その個性的なカタチゆえ、「カワイイ」という言葉がピッタリ当てはまりますが、今回は「カワイイ」に「カッコイイ」のエッセンスを少し振りかけてデコレートした、スマートBRABUSをご紹介します。

「BRABUS」の文字を見てピン！ときた人は、かなりツウな人。BRABUSと言えば、M・ベンツのコンプリートメーカーであり、世界有数のエンジンチューナーでもあります。そのBRABUSとタッグを組んだスマートBRABUS。あの小さくてカワイイスマートにBRABUSを組み合わせちゃうと、世界観崩れるんじゃないの？なんて声が聞かれそうですが、それは心配ご無用です。


スマートの世界観を一番端的に表しているエクステリアの変更(フロントスポイラー、サイドスカート、16インチアルミなど)も、あくまでもスマートらしくありながら、スポーティさを求められたパッケージングになっています。言葉で無理やりに言うならば、幼さの残る青年がキリリと精悍になった、という感じです。本革巻きスポーツステアリング(パドルシフト装備)、本革スポーツシート(シートヒーター付き！)、シフトノブ(アルミ＋本革)など、インテリアも、精悍になったエクステリアに合わせ各種専用装備が奢られています。

BRABUSに触れた一文で、「世界有数のエンジンチューナー」という言葉を使いましたが、このスマートもBRABUSによるエンジン＆排気系チューニング施されていて、ベースの61pｓから75psまで出力が高められるなど、エクステリア／インテリアに負けない性能を獲得しています。

スマート自体がかなり個性的な存在ではありますが、このBRABUSにはさらに上をいく個性と存在感があります。でも、コテコテした“これでもか！”のやりすぎ感がないのも“smart”ですよね。気になった人は「スマート　ブラバス」と入れて探してみてください。