DISH//矢部昌暉さんがアルファスパイダーとご対面! 車内で聴くならこんな曲
2021/02/10
DISH// 矢部昌暉 × アルファ ロメオ アルファスパイダー
『猫』のミュージックビデオがYouTubeで1億回以上再生され、2020年の音楽界で大きな話題となったダンスロックバンド、『DISH//』。そのメンバーであり俳優としても活躍する、そして大の車好き! を公言する矢部昌暉さんに、自動車ジャーナリストであり音楽アーティストの顔ももつ河西啓介がお話を聞きました。
ミュージシャン・俳優
矢部昌暉(DISH//)
やべ・まさき/1998年1月9日生まれ。東京都出身。ダンスロックバンド「DISH//」のギター&コーラス担当。ドラマや映画、舞台など俳優としても活躍中。趣味はドライブ、映画鑑賞、マジック。特技はサッカー、一発ギャグ。特に一発ギャグはネタ帳を持ち歩くほどレパートリー豊富で、様々なメディアで披露している。
インタビュアー
河西啓介
1967年生まれ。自動車やバイク雑誌の編集長を務めたのち、現在も編集/ライターとして多くの媒体に携わっている。また、「モーターライフスタイリスト」としてラジオやテレビ、イベントなどで活躍。アラフィフの男たちが「武道館ライブを目指す」という目標を掲げ結成されたバンド「ROAD to BUDOKAN」のボーカルを担当。
憧れの車は“あのマンガ”に出てきたモデル
『猫』の大ヒットおめでとうございます! 僕も大好きな曲で、いつも家で弾き語ってます。
ありがとうございます。この曲でDISH//を知ってくれた方も多いですし、嬉しいですね。
そして矢部さんが車好きと伺って嬉しかったし、ちょっと驚きましたね。僕らが若い頃は、ミュージシャンといえばカッコいい車に乗ってる……なんてイメージだったんだけど、今の若い人はあんまり車に興味ないのかな……と思ってたから。
そうですか? 僕のまわりには車好き、多いですけどね。実は僕の実家には車がなかったので、子供の頃から「車に乗りたい」って憧れがあったんです。だから18歳になったときは「やっときたか!」という感じで、すぐに免許を取りました。
そうなんですね! 若い人で車好きというと、お父さんの影響で……なんてことが多いのだけど、逆パターンなんだ(笑)。どんな車が好きだったんですか?
昔から『名探偵コナン』が大好きで、その中に出てくる“黒の組織”のジンが乗ってるポルシェ(356)がめちゃくちゃカッコよくて、憧れですね。あと同じく赤井秀一が乗ってるシボレーのピックアップトラックC1500とかも。
やっぱりマンガとかアニメの影響って大きいんですねー。そういう僕が車好きになったきっかけは少年ジャンプに連載されてた『サーキットの狼』だったけど。もう45年前……。古っ(笑)。
3つ下の弟がいるんですけど、一緒に『頭文字D(イニシャルD)』 のアニメも見てましたね。それで僕は車の運転が好きになって、弟はイジったり整備するのが好きになって。
行き先未定のドライブも好き
兄弟揃って車好きとは。それはなんだか嬉しいなあ。実は僕には矢部さんと同世代の息子がいるので、まるで我が子を見るようで(笑)。ドライブも好きなんですよね?
はい! 免許を取ってしばらくレンタカーに乗ってたんですけど、運転が楽しすぎて毎日借りてたんですよ。「こんなに借りるなら、買った方が安いんじゃない?」と思って、結局買いました(笑)。
確かに、毎日借りるなら買えちゃいそう(笑)。車に乗ってどこに行くんですか?
とにかく運転が好きなので、「どこに行きたい」というよりも、ただ走りたいんです。行き先も決めずに走り出して、前にカッコいい車を見つけたら「あ、ちょっと付いていこうかな」とか、そういう感じだったり(笑)。
ええ!? 知らない車に付いていっちゃうの? そういうドライブって初めて聞きました(笑)。
いやいや、ストーカーじゃないですからね(笑)。でもそんな感じで気ままに走って、気がついたらとんでもなく遠いところにいたりもします(笑)。
ぜひ目的地、決めてください(笑)。車で行ってみたいところはありますか?
運転が好きすぎて「疲れる」ってことがないので、日本一周とかしてみたいですね、昔、バンドの企画で北海道から鹿児島まで、車で日本縦断っていうのをやったことがあるんです。あれメッチャ楽しかったから。
マイブームは歌謡曲!?
バンドメンバーみんなで、機材積んで全国まわるとか、憧れですよね。僕もいつかやってみたいな。ドライブもやはりメンバーと行くことが多いですか?
実はもともと1人でいるのが好きなので、ドライブのときはだいたい1人ですね。基本インドア派でもあるので、そういう意味で車は僕にとって最高の空間なんです。考えごとをしたり音楽を聴いたり。ラジオを聴くのも好きですね。若者の“ラジオ離れ”とかいわれますけど、ラジオって人とのつながりも持てるし、新しい音楽にも出会えるし、すごくいいメディアだと思うんです。
僕もラジオ世代。車とラジオってすごく相性いいですよね。車でかけるのはどんな音楽ですか?
いろんなジャンルの曲を聴くんですけど、いちばんテンション上がるのは松田聖子さんの『青い珊瑚礁』かな。松田聖子さんが昔から大好きで。あの頃の歌謡曲ってノリやすいし、今の曲にもそのエッセンスが入ってるんですよね。ここ最近は中森明菜さんもマイブームがきてます(笑)。
矢部さんが歌謡曲好きとは!(笑)。意外な感じがしますね。自分たちの曲を聴くこともありますか?
もちろんあります。新曲を覚えたりすることもあるし。車の中って音響がいいので、細かいところまで聴こえてくるから、あらためて気づくこともあります。あとウインカーの「カチカチ」という音が好きで、流れてる曲とウインカー音のテンポが合うと「おっ!」って嬉しくなりますね。
とにかくオープンカーの屋根を開けて走るのが好き
さすがミュージシャンらしい感性。今日乗ってもらったアルファロメオ スパイダー、実は僕の愛車なんですけど、どうでしたか?
カッケー! と思いました。今の車ってシュッとして洗練されてるけど、じつは古い車の無骨さとか色合いが好きなんです。車もギターも使い込まれたビンテージのカッコよさってありますよね。以前、仕事でアメリカに行ったとき、フォードのバンで撮影場所まで連れて行ってもらったんですけど、あれもカッコよかったなあ。
僕のスパイダーは1991年型。ビンテージってほど古くはないけど、もう30年前の車。でも調子よくて毎日乗ってますよ。今日は少し乗ってもらいましたがどうでしたか?
風をダイレクトに感じられるのが気持ちよすぎて、乗ってるあいだ「オープン感ハンパねぇー!」って感動でした。以前、メンバーで沖縄に行ったときにオープンカーをレンタルしたんですけど、雲行きが怪しくなってきても関係なく屋根開けてましたし、やっぱりオープン好きなんです。
赤いオープンカー似合ってましたよ。矢部さん乗ったら目立ちまくりですけどね(笑)。
車で目立つのは気にならないんです。むしろ車に乗ったら「見られてナンボ」と思ってるぐらい(笑)。このまえローランドさんのYouTubeで、超高級車のロールスロイスに乗ってしっかり安全運転されてるのを見たんです。ああいう「人の目を引く車」で、ちゃんとマナーを守って正しい運転をしてたらカッコいいなと思いました。
カッコいい車にさっそうと乗る!すごくステキな考え方だと思います。ぜひ矢部さんにはオープンカーで屋根全開で走ってほしいな。
今日の撮影で火がつきました。もう、これからいろいろ探しちゃいそうです。将来的には家族用の大きいバンと、奥さんと2人で乗れる2シーターのスポーツカーが欲しいですね。あ、今のところぜんぶ妄想なんですけど(笑)。
じゃあ、さっそく「カーセンサー」で“矢部昌暉の車探し”企画やりましょう! 編集長に言っておきます(笑)。
原作:林海象(私立探偵 濱マイク「我が人生最悪の時 THE MOST TERRIBLE TIME IN MY LIFE 」)
脚本・演出:樫田正剛(方南ぐみ)
出演:佐藤流司、矢部昌暉[DISH//]/志村玲於[SUPER★DRAGON](Wキャスト)、太田奈緒、秋山真太郎[劇団EXILE]、植田圭輔
●2021/2/17~23
◎ヒューリックホール東京
〈料金〉 全席指定 8,500円 非売品グッズ付き 全席指定 9,900円(税込・未就学児童入場不可)
〈お問い合わせ〉公演事務局 event@user-support.jp (平日10:00~17:00)
〈公式Twitter〉@HamaMike_r
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