トヨタ 86 スバル BRZ ▲新たに入手した情報を元に予想CGをアップデートした(比較のため、前回掲載した画像も本記事内に掲載しておく)。鋭利な形状のヘッドランプは、わずかに削られて、角丸っぽい輪郭に変わり、フロントフェンダーにはRC-Fを思わせる、エアダクトが設けられるようだ

最新の予想CG

トヨタとスバルの関係が強まったことで、86とBRZの存続が決まり、次期モデルの開発が公言された。

今回は、最新のデザイン案をお届けする。

トヨタ 86 スバル BRZ▲こちらは前回記事時点での予想CG。記事冒頭の最新CGは、ヘッドランプやバンパー内エアインテーク、逆L字型ガーニッシュなどがブラッシュアップされていることがわかる

トヨタ、スバルの両社は2019年9月末に、新たな提携プランを公表した。その中に次期86とBRZの開発も正式に盛り込まれた。

既報のとおり、開発自体はすでに中盤に差しかかっている。プラットフォームの他、サスペンション、変速機など、多くのコンポーネントがキャリーオーバーされる。

一方、エンジン排気量は2Lから2.4Lに拡大。これに伴って、最高出力も207psから235ps程度にアップされる見通しだ。

今回の提携を踏まえると、ディスプレイ画面付きオーディオが全車に標準装備される可能性が高い。EyeSightが採用されるかどうかは微妙なところだろう。

なお、86だがGRブランドに取り込まれるため、スープラと同じく次期モデルは通称、「GR86(正式名はトヨタ 86のまま)」と呼ばれる。

トヨタ 86▲2012年に発表された現行86。ボクサー4気筒搭載のFRスペシャリティとして登場。当初はコンバーチブルも想定されていたが、お蔵入りとなった。生産はスバルが請け負っている

BRZは国内存続を断念

現在は、記事冒頭の予想CGのようなルックスで開発が進行している。

エッジが削られて、親しみやすさが増したヘッドランプ、ワイド感をもたらす末広がりのエアインテークと、逆L字型ガーニッシュ、RC-Fに似たフロントフェンダーのダクトなどが変更点だ。

なお、スバルはBRZの国内存続を断念して海外専売モデルに切り替える意向だ。スポーツカー志向のスバルファンが、現行型のファイナルモデルをこぞって狙うことになるだろうか。

次期モデルの発売は2021年下半期の予定だ。

※2019年11月15日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【諸元・スペック】
■予想発表時期:2021年10月
■全長×全幅×全高:4250×1780×1320(mm)
■搭載エンジン:2.4L 水平対向4
 

text/マガジンX編集部
photo/マガジンX編集部、トヨタ