▲樹脂モールが装着されて、SUV風のテイストが演出されるであろう、クロスフリード。インテリアには撥水加工シートが採用される可能性もある ▲樹脂モールが装着されて、SUV風のテイストが演出されるであろう、クロスフリード。インテリアには撥水加工シートが採用される可能性もある

トヨタ シエンタを超える存在感を演出

2BOXハッチバックや軽自動車をSUV風に仕立ててブームに乗る商売が、広がりを見せている。

SUV風ボディは、国内ではトヨタ アクアや日産 ノートに設定されている。スズキ スペーシアにもSUVテイストのスペーシアギアが加わった。

ヨーロッパ勢では、VWのクロスUP! やボルボのクロスカントリーシリーズを思い浮かべる方も多いだろう。

今後も加熱しそうなこのマーケットに、ホンダも参入するようだ。

▲2019年秋にモデルチェンジされるフィットにも、クロスオーバー風味のモデルがラインナップされる予定だ▲2019年秋にモデルチェンジされるフィットにも、クロスオーバー風味のモデルがラインナップされる予定だ

2018年9月26日にお伝えしたとおり、次期フィットにクロスオーバーの設定が計画されていて、開発が進んでいる。


さらに今回、フリードにも同様の派生モデルがラインナップされることをつかんだ。

デビューは2019年秋の予定で、フィットのクロスオーバーに先がけることになる模様。
 

フィット派生モデルと同時展開か

仮に、クロスフリードと呼ぶこの派生モデルには、バンパー下部からホイールアーチ、サイドシルにかけて樹脂モールが装着される。

ツートン仕立てによってアクティブな雰囲気が演出されるのだ。

内装には、現行モデルで採用済みの水拭き可能なラゲージ床面ボードに加えて、撥水加工シートも用いられ、アウトドアやレジャーに適した内容に仕上げられるだろう。

ルーフモールや専用色に塗装されたドアミラー、ドアハンドルなど、ベース車との違いを強調するディテールも採用か。

スクープ班は、前出のフィット派生SUVと、クロスフリードがまとめて訴求されるのではないか? と予想する。

個別にアピールするよりも、シリーズで打ち出した方が統一感があり、インパクトも放てるからだ。

クロスフリードは、2019年秋に登場する次期フィットより先に、フリードのマイナーチェンジ版とともに、発表されるだろう。

遅くとも上半期が終わる9月末までにはリリースされそうだ。

ちなみにマイナーチェンジでは、ハイブリッド仕様のカタログ燃費に磨きがかかる他、フロントマスクのデザインが見直される模様。

トヨタ シエンタとの真っ向対決を避けられず、ホンダ商品群の中でも、重要な役割を担っているフリードが、モデルライフ後半に向けてどんな戦略を打ち出してくるのか楽しみだ。

※2019年1月22日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【SPECIFICATIONS】
■予想発表時期:2019年9月
■全長×全幅×全高:4280×1695×1740(mm)
■搭載エンジン:1.5L 直4

text/マガジンX編集部
photo/マガジンX編集部、ホンダ