人気の新車をクローズアップ! ホンダ フリード編【前編】
2017/01/24
コンパクトミニバンは家族の幸せの象徴だ
家族とコンパクトミニバンで送る30代のカーライフは、20代の独身時代に想像していたそれとはちょっと違った。当時はスポーツカーこそが理想の車で、ミニバンは“お父さん”がしぶしぶ選ぶものだと思っていた。けれど運転席の僕と助手席の妻(逆のこともある)が、時折振り返って後席で眠る子供の寝顔を確認する幸せは、想像を超えていた。スポーツカーでハンドリングを楽しむのとどっちが楽しい!? と問われても答えられない。全く異なるふたつの“最高”だからだ。もう少し余裕ができたらもう1台持てるかもしれないし、そのうち子供は一緒に乗ってくれなくなるとも聞く。そうしたらまたスポーツカーに乗ろう。それまでは家族と人数分の荷物とベビーカーと替えのオムツを楽々載せられるミニバンで過ごすカーライフを楽しみたい。
コンパクトながら車内の使い方は多様
3列シートで6、7人乗りのフリードと2列シートで5人乗りのフリード+(プラス)がある。どちらにも1.5Lガソリンエンジンモデルと、それにモーターが加わったハイブリッドモデルがある。フリードでは現行型で初めてハイブリッドと4WDの組み合わせを選ぶことができるようになった。
7人乗りにも関わらず、全長4265㎜、コンパクトながら車内の使い方は多様。全幅1695㎜と絶対的なサイズはコンパクトなので取り回しは良好。多彩なシートアレンジによって多人数乗車もできるし、荷室容量を最大化することもできる。+は荷室床面が低いので、重く大きな荷物を出し入れしやすい。収納が多く、使い勝手が良い。
ハイブリッドモデルの方が価格が高い代わりに燃費が良いのは間違いないが、絶対的な動力性能は同程度。イニシャルコストを抑えたい場合には、ガソリンモデルを選ぶのもありだ。
【解説した人】塩見智
1972年、岡山県生まれ。自動車雑誌編集部を経てフリーランスの自動車ライターへ。最近、カーセンサーnetを数十クリックした結果、ディーゼルのボルボ V40を購入。
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