▲グリルとランプの間を取り持つシグネチャーウイングや、バンパー下部のエアインテークは、これまで以上に水平基調を強調。フロントマスクのワイド感が増すだろう。シャシーも大幅に改良されそうだ ▲グリルとランプの間を取り持つシグネチャーウイングや、バンパー下部のエアインテークは、これまで以上に水平基調を強調。フロントマスクのワイド感が増すだろう。シャシーも大幅に改良されそうだ

マツダのフラッグシップ車、さらに進化

マツダ独自のスカイアクティブテクノロジーは、第2フェーズに向けて水面下で開発が進んでいる。最初に搭載車として起用されるのは、次期アテンザだ。

現行モデルは、2012年に発売され、同社のフラッグシップとして据えられてきた。このポジションは世代交代後も変わらず、堂々としたサイズと流麗なシルエットが、受け継がれることは想像に難くない。

▲現行モデルは、ボディ構造やシャシー、エンジンなど、あらゆる部位にスカイアクティブ技術が採用された ▲現行モデルは、ボディ構造やシャシー、エンジンなど、あらゆる部位にスカイアクティブ技術が採用された
▲2014年11月のマイナーチェンジで、モニター画面が別置きタイプに変更されて、インパネの高さが抑えられた。これにより、見晴らしが向上 ▲2014年11月のマイナーチェンジで、モニター画面が別置きタイプに変更されて、インパネの高さが抑えられた。これにより、見晴らしが向上

次なるキーワードはメリットの多い、「軽量化」か

次期アクセラだが、マツダのデザイン戦略である魂動デザインも進化する。これまで「リズム」を念頭において造形されてきたボディ側面は、「スピード」を訴求するテイストへと変わる。より流れるようなデザインをめざして、開発陣は取り組んでいるに違いない。

シグネチャーウイングと呼ばれる、フロントグリル下のメッキガーニッシュは、ヘッドランプに食い込み、水平基調が強まってワイド感がアップされるだろう。前方に突き出した形状に仕立てられて、マスクに立体感がもたらされる。全幅は1850mmに迫るが、それを上回る幅の広さが演出されそうだ。

冒頭で述べたとおり、スカイアクティブテクノロジーも進化される。キーワードとして、「軽量化」が含まれている模様。マツダが重視してきた手応え感、しっかり感を損なうことなく、俊敏な動きを実現するために、重量軽減は避けては通れない項目。また、軽量化は燃費改善にも寄与する。

第2世代テクノロジーの一環として、すでに採用されているGベクタリングコントロールに続く、新しいデバイスが提示される可能性もある。

第2世代のスカイアクティブテクノロジーをまとう次期アテンザは、2018年下半期に発売される公算が大きい。まずは同年春に北米で先行発表か。

※2017年1月13日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【SPECIFICATIONS】
■予想発表時期:2018年
■全長×全幅×全高:4860×1845×1450(mm)
■搭載エンジン:2.5L 直4、他

text&photo/マガジンX編集部