WRCカーをイメージした過激な走りが味わえるフレンチエクスプレス

WRCにおいて、2000年から3年連続でマニュファクチャラーズタイトルを獲得したプジョー206。そのWRCで活躍したラリーカーの鮮烈な走りをイメージして作られたのが、206の最強モデルである206RCです。

新車時の車両価格は294万円。それまで最もスポーティだったS16(237万円)と比較すると、その差は約60万円。最廉価モデルのスタイル(1.4L)との差にいたっては100万円以上。金額だけを聞くと「高いじゃん!」となりそうですが、チューニング内容を聞けば納得するはずです。
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スポーツモデルの要、心臓部となるエンジンはVVT(可変バルブタイミング)システムを採用、吸気バルブの制御を最適化することで、レスポンスとパワーを向上。S16の137psを40psも上回る177psを発生しています。
メカクローム社による加工が施されたシリンダーヘッド、ポルシェにも採用されているEMITEC社の低排圧メタル触媒、低回転/高回転でインテークモードを使い分けるデュアルモード吸気システム・・・など、“これでもか!”のチューニングが施されています。

強力になった心臓部に負けないために、サスペンション各所のパーツ強度、ジオメトリー、ダンパーの減衰力、スプリングレートなどを徹底的に強化。当然ブレーキも、ディスクの径を283mm(S16は266mm)、厚さを26mm(同20.4mm)とするなど、足回りもしっかりと固められています。

インテリアにはドライバーのサポート性を高めるため、専用設計のバケットシートを採用。レザー/アルカンターラ/メッシュ状のファブリックという3種類の素材を織り交ぜて作られています。ただのバケットシートではなく、3種類の素材を微妙にコンビネーションさせるあたりに、フランス流の小粋なエッセンスが感じられます。
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ほかにも、エクステリアには、クロムメッキ仕上げのデュアルエグゾーストパイプ、大型リアスポイラー(ポリエステル×グラスファイバー)、17インチアロイホイール(205/40ZR17)が。インテリアには、アルミ製ペダル、メーターパネルフード(レザートリム)などが奢られています。

40psアップ+専用装備を考えても60万円の価格差はお買い得。中古車になってしまえば、その価格差もあまり気にならないはず。フレンチエクスプレスの実力を味わいたい人、気になった人は、下の検索窓に「206 RC」と入れて探してみてください。
 

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<カーセンサーnet編集部・フクダ>