年収800万円転職を成功させるための(?)輸入車購入研究
カテゴリー: クルマ
タグ: EDGEが効いている / EDGE SELECTION
2015/07/07
▲もしも平均的な年収である500万円から800万円ぐらいまでステップアップしたら、果たしてどんな輸入車が買えるのだろうか? ちなみに写真はBMWの6シリーズクーペ Mパフォーマンスエディション
モチベーションアップのために車を「利用」するのも悪くない
PCで調べ物などをしていると、しばしば「リクナビNEXT」の広告が目に入る。ご存じのとおりリクルートキャリアが運営する社会人のための転職情報サービスである。40代である筆者はさておき、お若い方にとって転職は人生の一大事。遺憾ながら不本意な就職をした人も、また現在の職場に満足しつつも、より多くの収入とやりがいを求めている人も、熱心にリクナビNEXTを閲覧しているのだろう。
で、これはリクナビに確認した話ではなく、あくまで筆者個人の単なる印象だが、社会人向け転職情報のメインどころというのは「現在30代で額面年収500万円ぐらいの人が、額面年収700万~800万円ぐらいの転職を成功させるための情報」であるような気がする。
▲社会人のための転職サイト「リクナビNEXT」。転職決定数No.1を誇る有名サイトだ
働き盛りかつ伸び盛りである35~39歳男性会社員の平成25年平均額面年収が、国税庁のデータによれば499万円なので、筆者の印象もあながち大はずれではないはずだ。額面年収で500万円もあればフツーに暮らすにあたって特に問題はないはずだが、「でももうちょっと欲しい」「あと200万円か300万円あれば、より余裕が生まれるのに」という気持ちはよくわかる。ぜひ、リクナビNEXTを通じて望む転職を成功させていただきたいものだ。がんばってください。
と、「がんばってください」のひとことで終わらせるのもアレなので、筆者なりのアシストをさせていただこうと思う。「もしも額面年収800万円ぐらいになったらどんな車が買える?」ということを具体的に提示することで、イメトレというかモチベーション持続のお手伝いをさせていただきたいのだ。
まず初めに明らかにしておかねばならないのが「額面年収500万円ライフ」と「額面800万円ライフ」の、それぞれの実相である。「額面年収500万円」の場合、家族構成などにより一概にはいえないが、手取りはおおむね年間400万円。ボーナスの有無はさておき、ならして考えると月の手取りが約33万円。……ま、失礼ながらステキな輸入車は狙いづらいバジェットである。
しかしこれが「額面年収800万円」になると、手取りはおおむね600万円。ならして考えた毎月の手取りは約50万円だ。……この程度では金持ちとは言い難いが、まあまあの勝ち組ではあるだろう。
で、ここから先はライフスタイルや居住地などにより本当に様々なのでなんともいえないのだが、なんとなくのモデルケースを考えると以下のようなイメージになるだろうか。額面年収800万円の会社員で、うち100万円が年2回のボーナスとして支給されるAさんの場合だ。
■手取り年収600万円/手取り月収42万円(他ボーナス有り)の30代会社員・Aさんの家計簿
・住宅費(ローンまたは賃料):10万円
・食費:4万円
・日用品:1万円
・光熱費:2万円
・通信費:2万円
・保険料:2万円
・教育費:3万円
・レジャー費等:3万円
・いわゆるこづかい:5万円
・貯蓄:5万円
小計:37万円
42万円-37万円=5万円
……と、普通ぐらいの生活をしつつ月々5万円の貯蓄をしても、毎月5万円ほどの「車に充ててもバチは当たらないお金」が生じる計算になる。実際は、「完全な専業主婦」というのも最近は少数派であるため、配偶者がなんらかの仕事をしていることも多いだろう。となれば「車に充てても(以下略)」は5万円どころか10万円、15万円ぐらいには達するだろうか。まぁ15万円だとして、それを全額車購入に投じるのは家庭人としてあまりに非道ゆえ、購入予算はいちおう「月5万円」としておこう。残りの10万円は様々なバッファーとして取っておくこととする。
で、ようやく結論だが、リクナビNEXTを通じて見事額面年収800万円の男となったあなたが買えるのは、例えば以下のような車である。
▲死語かもしれないが「ヤングエグゼクティブ」といえばBMWの、しかもステーションワゴンが超王道。支払総額410万円の14年式320dツーリングに対し、現有車両の下取り額とその他で150万円の頭金を入れ、残金に対して金利4%の均等60回払いとすると、月々の支払額は約4万8000円。いわゆる残価設定ローンを活用すれば月々の支払額はさらに少なくなる
▲今一番人気のセグメントである「コンパクトSUV」も、アウディの最新現行モデルであるQ3が十分イケるはず。上記の320dと同じ頭金、金利、支払い回数で、支払総額390万円の走行少なめな14年式Q3 1.4TFSIをローンで購入する場合、月々の支払額は4万4000円が目安。こちらも当然、3年や5年などの期限を設けた残価設定ローンを選択すれば、毎月の負担額はより低くなるだろう
▲ポルシェ 911の、しかもまだ比較的新しいタイプ997(旧型911)だと、額面年収800万円ではさすがに少々キツいかも。支払総額630万円の07年式カレラを買うとして、上記と同じ頭金、金利、支払い回数でいくと月々の支払額は約8万8000円になる計算で、想定している「5万円」を大きく超えることに。ただ、これにしても残価設定ローン活用したり頭金を増やすなどすれば、まったく買えないわけでもない
キャッシュかローンか、ローンだとして通常ローンか残価設定ローンか。はたまた現有車両の下取り額はいくらなのか……等々によって話は大きく変わるわけだが、ざっくり言ってしまえば「超高級車は無理だけど、まあまあの高級車は(その気になれば)買える」というのが、額面年収800万円の世界である。
車という単なる「モノ」やお金に対して過剰にやいのやいの言うのは、あまり格好いいことではないのは百も承知である。しかし車好きな男性にとって、もしもそれが何らかの意欲やパワーの源になるのであれば、「車を(とりあえずの)目標にがんばる!」でもいいではないか。結果オーライではないか。
ということで今回のわたくしからのオススメは、「年収800万円になったら買えそうな輸入車たち」だ。
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- Car:BMW 3シリーズ&メルセデスベンツ Cクラス&アウディ A4&ポルシェ 911 他
- Conditions:修復歴なし&総額450万円以下(※総額150万円を超えるプランが用意されている場合があります)
この記事で紹介している物件
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支払総額147.7万円
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