【伊達セレクション】異端の中古車評論家・伊達軍曹、庶民のフェラーリ購入を考える
カテゴリー: クルマ
タグ: EDGEが効いている / EDGE SELECTION
2012/07/20


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なぜ、年収280万円の20代青年がフェラーリを買えたのか?
フェラーリ。それはある意味「トップ・オブ・自動車」だけに、当然新車はウルトラ高額で、中古車だってかなりの値段だ。それらに乗れているオーナーとはやはりお大尽様が多いわけだが、実はフツーのサラリーマン系オーナーも多いことをご存じだろうか。
「サラリーマンといっても、どうせ大企業の高給取りでしょ?」と思うかもしれない。そういう人もたしかに多いが、年収500万~700万円ぐらいの方もけっこう多いものだ。しかもわたしが知る限りでは過日、年収280万円の20代会社員がフェラーリF355を買うという快挙を達成した。しかも彼はその後、別のV8フェラーリに買い替えたらしい。高収入な職に転職したからではない。年収280万円のまま、フェラーリからフェラーリへと乗り継いだのだ! タハーッ!
なぜ、ごくフツーの年収でフェラーリオーナーになることが可能なのか? その理由は第1に「担保価値」である。あんまり値下がりしないんですね、フェラーリの人気モデルって。例えば900万円でF355を買い、2~3年乗って売却したとする。フツーの車であれば下取り価格は400万円ほどになるだろうか? しかしF355なら、(もちろんケース・バイ・ケースだが)ざっと700万円は見込めるだろう。ローンでの購入であれば、残債の大半はその700万円でサクッと清算できてしまうのだ。
「フェラーリの維持費は安い」という驚愕の事実
ちなみにサラリーマン系フェラーリオーナーの多くは、長期ローンでフェラーリを買っている。伊達調べによれば「頭金500万円ぐらい。残りを月々約6万円×96回ぐらいで」というのがモデルケースだ。頭金500万円を貯めるのは確かに大変だが、逆にいえばそこを根性で乗りきれば、あとは比較的楽勝なのだ。もしも月々約6万円がキツくなったら、売却すれば良い。そうすれば前述のとおり、残債でひたすら苦しむこともない。多くのサラリーマンがまさにこの瞬間、この手法で「夢」を実現させているのである。ウム。
第2の理由として、これは以前のエントリでも書いたが「お腹いっぱい問題」というのがある。フェラーリというのはあまりにも強烈な存在感を備えているゆえ、さほど乗らずとも、家に置いとくだけで十分満足し、お腹いっぱいになれるのだ。距離を走らないので故障も少なく、結果として維持費も(税金以外は)ほとんどかからない。そう、「フェラーリの維持費は実は安い」という驚愕の事実を、知っている人は知っているのだ!
ということで、今回の伊達セレクションはずばり・・・
「本気で欲しいなら意外と簡単に(?)買えてしまうフェラーリ、そろそろどうですか?」
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