第25回 三菱 アウトランダー(現行) 【おいしい中古車】
2008/04/11
■卓越したオンロードの走りが魅力的なアウトランダー
一世を風靡したステーションワゴン人気に取って代わり、SUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)という名前が認知されるとともに高い人気を獲得したSUV市場。それを受けて各メーカーからは続々とニューモデルが投入されていますが、今回は、そんな人気市場のなかで実はおいしい一台、三菱アウトランダーをご紹介します。
本格オンロードSUVとして開発されたアウトランダーは、2005年10月に登場。エアトレックの後継にあたるモデルですが、なんとプラットフォームやパワートレイン(エンジン、ミッション)は新開発。かなりのお金をかけて開発されたワケで、三菱の本気度がうかがえます。
新開発のプラットフォームは、走行性能・操縦安定性に優れるだけでなく、最新の安全基準に対応する衝突安全性を確保したもので、同エンジンは吸排気連続可変バルブタイミング機構(MIVEC)を採用した2.4L。これまた新開発となるミッションには6速CVTが奢られ、スポーティな変速操作を可能とするパドルシフト(Gに標準装備)も装備しています。
近年のSUVは都会派をウリにして、走破性をおざなりにしている感もありますが、アウトランダーは違います。それもそのはず、三菱はパリダカではパジェロ、WRCではランエボと、一線級で活躍するクルマを作っているメーカーです。それらで培ったノウハウがこのアウトランダーにフィードバックされているというのですから、その良さは推して知るべしでしょう。
その4WD機構は状況に応じて、前後輪へのトルク配分を常時適正にコントロールする電子制御4WD。ドライバーの意思で2WD、4WDオート、4WDロックの3つの走行モードに切り替えることができるので、不要な時には2WDで燃費を意識した走行をすることも可能です。
■SUVとしての機能や使い勝手も秀でている
ユーティリティの面もかなり研究されて作られているのが見てとれます。上下開閉式のテールゲートは、開口部が広く荷物の出し入れも容易に行えます。また、ロアゲートはベンチのように腰掛けることも可能。ここで子供とお弁当を広げて、というのもいいかもしれません。
セカンドシートはワンタッチで折り畳みができるほか、7人乗り仕様には床下に3列目シートが収納されているなど、使い勝手がよく研究されているのもポイントです。
●アウトランダー:2.4 G+’05年式+走行5.1万km+修復歴なし=164.9万円(新車時価格267万円)
●RAV4:2.4 スポーツ+’05年式+走行5.1万km+修復歴なし=199.5万円(新車時価格248万円)
2台の金額差だけを見ると、35万円程度とさほど違いはないように思えます。しかし、新車時価格と比べた値落ちの金額を見るとアウトランダーがどれだけおいしいかがわかります。RAV4の値落ち額は50万円弱であるのに対し、アウトランダーは100万円以上。値落ち額が倍も違うのです。
走行性能においても、そして中古車の価格においてもライバルに負けない魅力をもつアウトランダー。登場から3年未満ということもあり、新車保証の継続もできる今は、かなりのチャンスと言えるのではないでしょうか。
一世を風靡したステーションワゴン人気に取って代わり、SUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)という名前が認知されるとともに高い人気を獲得したSUV市場。それを受けて各メーカーからは続々とニューモデルが投入されていますが、今回は、そんな人気市場のなかで実はおいしい一台、三菱アウトランダーをご紹介します。
本格オンロードSUVとして開発されたアウトランダーは、2005年10月に登場。エアトレックの後継にあたるモデルですが、なんとプラットフォームやパワートレイン(エンジン、ミッション)は新開発。かなりのお金をかけて開発されたワケで、三菱の本気度がうかがえます。
新開発のプラットフォームは、走行性能・操縦安定性に優れるだけでなく、最新の安全基準に対応する衝突安全性を確保したもので、同エンジンは吸排気連続可変バルブタイミング機構(MIVEC)を採用した2.4L。これまた新開発となるミッションには6速CVTが奢られ、スポーティな変速操作を可能とするパドルシフト(Gに標準装備)も装備しています。
↑オンロードでの走行性能はSUVのなかでも随一(左) アウトドアシーンで活躍する上下開閉式テールゲート。簡易ベンチにもなる(右)
これらの点からも察しがつきますが、アウトランダーの走りはかなりの本格志向。開発コンセプトに「胸のすく走り」が掲げられているのもうなずけます。近年のSUVは都会派をウリにして、走破性をおざなりにしている感もありますが、アウトランダーは違います。それもそのはず、三菱はパリダカではパジェロ、WRCではランエボと、一線級で活躍するクルマを作っているメーカーです。それらで培ったノウハウがこのアウトランダーにフィードバックされているというのですから、その良さは推して知るべしでしょう。
その4WD機構は状況に応じて、前後輪へのトルク配分を常時適正にコントロールする電子制御4WD。ドライバーの意思で2WD、4WDオート、4WDロックの3つの走行モードに切り替えることができるので、不要な時には2WDで燃費を意識した走行をすることも可能です。
■SUVとしての機能や使い勝手も秀でている
ユーティリティの面もかなり研究されて作られているのが見てとれます。上下開閉式のテールゲートは、開口部が広く荷物の出し入れも容易に行えます。また、ロアゲートはベンチのように腰掛けることも可能。ここで子供とお弁当を広げて、というのもいいかもしれません。
セカンドシートはワンタッチで折り畳みができるほか、7人乗り仕様には床下に3列目シートが収納されているなど、使い勝手がよく研究されているのもポイントです。
↑オンロードの走りの性能を引き出すパドルシフト(左) 北米ロックフォード社と共同開発したプレミアムサウンドシステムを装備する(右)
ここまででアウトランダーの魅力はある程度おわかりいただけたと思いますが、実際どれほど安いのか。ほぼ同時期に登場したトヨタのRAV4と比較してみましょう。●アウトランダー:2.4 G+’05年式+走行5.1万km+修復歴なし=164.9万円(新車時価格267万円)
●RAV4:2.4 スポーツ+’05年式+走行5.1万km+修復歴なし=199.5万円(新車時価格248万円)
2台の金額差だけを見ると、35万円程度とさほど違いはないように思えます。しかし、新車時価格と比べた値落ちの金額を見るとアウトランダーがどれだけおいしいかがわかります。RAV4の値落ち額は50万円弱であるのに対し、アウトランダーは100万円以上。値落ち額が倍も違うのです。
走行性能においても、そして中古車の価格においてもライバルに負けない魅力をもつアウトランダー。登場から3年未満ということもあり、新車保証の継続もできる今は、かなりのチャンスと言えるのではないでしょうか。
Text/金子剛士
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