トヨタ アルファード【モデル変遷編】
2008/04/11
充実の快適&安全装備に加え、ハイブリッドモデルも追加され
名実と共にトヨタのフラッグシップミニバンに
●2002年(H14年)5月:デビュー
豊富なラインナップでデビューした旗艦モデル
アルファードG/Vは、ミニバンのフラッグシップを目指して生まれたモデルだ。エンジンは3L V6と2.4L直4の2種類。3Lには最上級グレードとなるMZと、装備を省いたMX、エアロモデルのMSを、2.4LにはAXとエアロモデルのASを設定する。さらにMZにはGエディション、MXとAXにはLエディションなど、パッケージモデルも用意された。駆動方式は、全車FFと4WDを選択可能。乗車定員はMXとAXが8人乗りのみの設定で、他モデルは7人乗りも用意されている。
充実した装備も特徴で、イージークローザー付き両側スライドドアをMX Jエディションを除く全車に標準装備。ブラインドコーナーモニターといった安全装備も全車にオプションで設定していた。
↑衝突安全ボディGOAを採用。ピラーなどの内装材には衝撃を吸収するリブを搭載するなど、高い安全性を誇る | ↑最上級パッケージのMZ Gエディションには、柔らかな本革シートを採用。よりプレステージ性を高めている | ↑スイッチやリモコンで自動開閉できるパワーバックドア。MZ Gエディションに標準、MZにオプションで装備する | ↑エアロモデルは17インチタイヤなども装備。より存在感を高めている |
●2003年(H15年)7月:モデル追加&特別仕様車
革新的な環境性能をもつハイブリッドシステム搭載
新登場のハイブリッドは、2.4Lエンジン、フロントモーター、スーパーCVTで構成されたハイブリッドシステムTHS-Cを搭載。さらに、リアモーターで後輪を駆動する電気式4輪駆動システムE-Fourなどを組み合わせ、画期的な低燃費と低排出ガスを実現している。また、MSとASをベースとしたプレミアムも登場。専用シート&トリム 表皮などの装備が奢られていた。
↑THS-Cの搭載により、2tクラスの4WD車ながらH22年燃費基準の約2倍となる17.2km/Lの低燃費を実現している | ↑バンパーやヘッドランプはハイブリッド専用。ボディ同色の横基調グリルを採用するなど、質感が向上している |
●2004年(H16年)1月:特別仕様車
内外装に特別装備を施しさらなる高級感を演出
プレミアムアルカンターラは、ASとMSがベース。シート表皮にアルカンターラ+スエード調生地を採用するなど、プレミアム感が高められたモデルだ。
←ハイグロス塗装の専用アルミホイールや、トップシェード付きウインドシールドガラスなどの特別装備も採用 |
●2004年(H16年)6月:特別仕様車
仏語で「宝物」を意味する「トレゾア」を冠したモデル
AXとMXに、パワースライドドアなどLエディションの装備を与えたトレゾアアルカンターラバージョンが登場。本革巻きステアリングなども採用された。
←シート表皮には、アルカンターラ+スエード調生地を採用。トリムは専用生地+木目調パネルがあしらわれた |
●2005年(H17年)4月:マイナーチェンジ
内外装変更と装備追加エンジン改良などを実施
GとVはグリルやバンパー、リアコンビランプなどのデザインが変更された。また、2.4Lエンジンの排ガスをよりクリーン化。さらに、3Lエンジン車のトランスミッションが5AT化され、高速走行時の低燃費と静粛性が向上している。このほか、夜間のワインディングロード走行時で視認性を高めるインテリジェントAFSも設定された。
ハイブリッドはグリルとヘッドランプの形状を変更。さらに、車両左側の確認をサポートするサイドモニターを新設し、左折時の内輪差による障害物との接触リスクを抑えている。
↑G/V の内装は、メーターのデザインや木目調パネルのカラー変更などを実施。より質感の高い印象となっている | ↑環境性能を高めた2.4Lエンジンは、H22年度燃費基準+5%を達成。グリーン税制による減税措置対象車となった | ↑グリルやバンパー形状のほか、ヘッドランプなども変更。より押し出し感の強いエクステリアとなっている |
●2005年(H17年)9月:特別仕様車
シート表皮の変更などで質感と使い勝手を向上
リミテッドはMSとASがベース。アルカンターラシートやデュアルパワースライドドア、バックドアイージークローザーなどが奢られていた。
←リミテッドの装備に2画面同時表示が可能なHDDナビをプラスした、リミテッドデュアルAVNスペシャルも登場 |
●2006年(H18年)8月:一部改良&特別仕様車
環境性能の向上と利便性の高い特別仕様車
ハイブリッドの排出ガスをクリーン化。また、同年8月にはVのASとMSにアルカンターラシートなどを装備したプラチナセレクションも登場している。
←特別装備として、デュアルパワースライドドアやパワーバックドアなども搭載したプラチナセレクション |
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
- 【総予算100万円!】格安90’sミニバンを自分仕様に仕上げて遊ぶ(後編)
- 現行型ヴォクシーの平均価格が200万円切り目前|迫力重視の「煌」も、燃費重視のハイブリッドも買い時到来
- 【総予算100万円!】格安90’sミニバンを自分仕様に仕上げて遊ぶ(前編)
- VIP=セダンの時代は終わった!? ラージサイズミニバンの2列4人乗り仕様で、極上の贅沢を味わおう
- 現行型アルファードの平均価格が300万円台に突入!! 中でも後期型の低走行車が超お得
- 「自動車エイジングの神」に君臨する、バッドボーイズ佐田正樹さんの流儀
- 【試乗】新型 ホンダ オデッセイ|初期型登場から7年が経ち、しっかりと改良の跡が見える「熟成モデル」に進化した
- テリー伊藤がオフィス仕様のメルセデス・ベンツ Vクラスで桜前線を追いかける旅を夢見る
- 元教習指導員オススメ! 総額100万円以内で買える“脱ペーパードライバー”にぴったりなモデル【ミニバン編】
- 【2021年3月】カーセンサーnetでよくチェックされた中古車トップ10はコレだ!