日産 ティーダ/ティーダラティオ【モデル変遷編】
2008/02/29
本革/アルカンターラシートを装備した特別仕様車は人気
一部改良で足回りが見直され、操縦安定性や乗り心地も向上
●2004年(H16年)9月:デビュー
エンジンは1.5Lのみで全5グレードを設定
高い品質をもたせたコンパクトカー、ティーダが登場した。搭載するのは1.5L直4DOHCエンジン。本革巻きステアリングなどをもつ上級グレードの15Gを筆頭に、15M、15S のFF車3種類のほか、4WD車の15M FOURと15S FOURが設定された。トランスミッションは15Gと15MがCVTで、それ以外は4ATを搭載する。前後席ともゆったり座れる、広い室内空間は特徴的。インテリアにはアルミ調パネルなどを随所にあしらい、上質な印象を高めている。
↑エンジンはオールアルミ製。フリクション低減などにより、中低速トルクと静粛性の向上、低燃費を実現した | ↑オーテックジャパンが手がけた特別仕様車、アクシスも同時発売。専用グリルや本革シートなどを装備する |
●2004年(H16年)10月:ボディ追加
上質感と広い室内空間を併せ持ったセダンモデル
セダンタイプのティーダラティオが1 カ月遅れて登場。モダンで高級なインテリアと広い室内空間という特徴はそのままとしながら、トランクルームのVDA容量はクラス最大級の467Lを誇っている。グレード構成はハッチバックと同様の15G、15M、15Sと15M FOUR、15SFOURに加え、法人向けに装備を簡略化した15Bも設定。インパネは15Sと15S FOURがメタリック調パネル、その他のモデルは木目調パネルが採用された。
↑インパネの木目調パネルは、高級な木材であるトチノキを忠実に再現。モダンかつ上質な印象を高めている | ↑グリルには、ティーダと異なる横バー基調のデザインを採用。ワイド感のあるフロントマスクを実現している |
●2005年(H17年)1月:グレード追加
新開発のエンジンを搭載した1.8Lモデル
全車に1.8Lエンジンを搭載した18Gが登場した。トランスミッションはCVTで、FFのみの設定。運転席パワーシートといった上級装備を採用していた。
←オールアルミ製の1.8Lエンジン。最高出力128ps、最大トルク17.9kg-mを4800rpmで発生する中低速トルク型だ |
●2005年(H17年)4月:特別仕様車
上級装備をプラスした人気グレードの特別仕様車
プレミアムインテリアは、15Mと15M FOURをベースに本革巻きステアリングなどを採用したモデル。ティーダには木目調パネルや木目調シフトノブといった装備も奢られた。
←15G と18Gのみに採用されていた本革/アルカンターラコンビシートなどもあしらわれ、より質感をアップ |
●2005年(H17年)12月:一部改良
機能装備を追加してより使い勝手を向上
ハロゲンヘッドランプ装着車に、ヘッドランプレベライザーを標準装備。また、15Mと15M FOUR に本革巻きステアリングを採用したほか、18Gと15Gにはインテリジェントキーに記憶された運転席の位置を自動でセットする、インテリジェントキー連動運転席オートドライビングポジションシートがオプションで設定された。さらに、ティーダの15Mと15M FOURはバンパー組み込みハロゲンフォグランプが標準装備となっている。
↑ラティオの18Gと15Gには、新たに木目調/本革巻きコンビ3本スポークステアリングが標準装備となった | ↑インテリジェントキー連動運転席オートドライビングポジションシートのスイッチ。2名分が登録可能だ |
●2006年(H18年)4月:特別仕様車
猟犬の美しい毛並みをフィードバックした内装
15Mと15M FOURをベースとしたモダンコレクションが登場。ワイマラナーインテリアや、木目調/本革巻きコンビステア リングなどが採用されていた。
<img src="//d2i6c6y1xqgf7t.cloudfront.net/media/buyersguide/thum-29_14.jpg" width="119" height="90" border="0" alt="日産 ティーダ/ティーダラティオ 木目調/本革巻きコンビステア リング|人気車購入ガイド" /> | ←ドイツで古くから貴族に愛された猟犬、ワイマラナーの美しい毛並みや色に倣った、上質なインテリアが特徴 |
●2006年(H18年)10月:特別仕様車
DVDナビをはじめとした機能装備を数多く搭載
プラスナビプレミアムは、ティーダの15Mと15M FOURがベース。タッチパネルDVDナビやインテリジェントキー&イモビライザーなども装備する。
←上質な印象の本革/アルカンターラコンビシート&ドアトリムのほか、トップシェードなども特別装備 |
●2006年(H18年)12月:一部改良&特別仕様車
新たな装備を採用して利便性と走行性を向上
快適な室内空間を確保できるインテリジェントエアコンシステムを新設定。18Gには標準で、15Bを除く全車にはオプションで装備した。また、ショックアブソーバーにプリロード付きバルブを採用したことで、操縦安定性と乗り心地を向上。1.5LのCVTモデルには改良を施し、燃費向上を実現している。
同時に、ティーダの15Mと15M FOURをベースにDVDナビやインテリジェントキーなどを搭載した特別仕様車、ナビプレミアムネクストも登場。
↑インテリジェントエアコンシステムは、スイッチ一つでエアコンや内外気循環などの機能制御可能 | ↑15Bを除く全車にオプションで設定された30GBのHDDナビは、高精細画面を採用。操作性の高さも魅力だ |
●2007年(H19年)6月:特別仕様車
高速大容量のHDDをもつカーナビシステムを搭載
ティーダの15Sと15S FOURをベースとしたプラスナビHDDが登場。特別装備として、30GBのHDDナビやステアリングスイッチなどが奢られていた。
←アクシスには本革シートや木目調パネル、ブラックドアトリムなどの専用装備を採用した黒本革仕様が登場 |
●2008年(H20年)1月:マイナーチェンジ&特別仕様車
内外装のデザイン変更でモダンなイメージを強調
グリルやヘッドランプ、インパネなどのデザインを変更。また、メーターに燃費表示機能が搭載された。さらに、18Gには6MT車が追加となっている。
←ティーダのみリアのデザインを一新。コンビランプやバンパーなどが変更され、ボリューム感が増している |
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