第16回 ホンダ シビックハイブリッド(現行) 【おいしい中古車】
2008/02/08
■ハイブリッド=プリウスの陰に隠れた名車
エコが叫ばれて久しい昨今、原油価格高騰の影響を受けたガソリン価格の高騰もあり、燃費の良いハイブリッドカーの人気はとどまることを知りません。そこで少しでも燃料費を抑えたいとなれば、ハイブリッドカーを求めるのは当然の流れ。その結果、プリウスに代表されるハイブリッドカーの相場が軒並み高値安定しているわけです。
ではハイブリッドカーはちっとも“おいしく”ないのか?いえいえ、そんなことはありません。今回ご紹介するホンダのシビックハイブリッド(現行型)は、先のプリウス人気の陰に隠れるカタチで存在するとてもおいしい中古車なのです。
シビックハイブリッドとしては2代目となる現行型は、2005年の9月に登場。搭載されるエンジンは「3ステージi-VTEC」と呼ばれる1.3L直4ユニットで、これはバルブを低回転、高回転、気筒休止状態の3段階で制御することができるという優れモノなのです。
↑プリウスほどではないが内外装ともに未来感あるデザインだ。“走りのホンダ”らしいスポーティさを備えている
ボディは3ナンバーサイズになったこともあり、居住性がアップ。その分重くなったにもかかわらず、10・15モード燃費は31.0km/L(1.3 MXB)を達成するなど、初代からひと回りもふた回りもスケールアップして登場したクルマなのです。また、出力が20%上がり走行性能がより高まったことも見逃せないポイントでしょう。
さて、そんなシビックハイブリッドがなぜ安いのか。それは人気の要素以外の何物でもないでしょう。世界初の量産型ハイブリッドカーとしてデビューしたプリウスの人気と知名度は誰もが知るところです。ハイブリッドカー=プリウスの図式が成り立っていると言っても過言ではありません。そんなハイブリッドカー市場では、何らかの飛び道具がない限りとても太刀打ちできない状況にあります。たとえプリウスに近いスペックをもっていたとしても難しいでしょう。ユーザーはプリウスを求めます。そのおかげで隠れた名車として、シビックハイブリッドが存在するのです。
■燃費は肉薄!お買い得感はシビックハイブリッドが一歩リードか?
ではどれだけおいしいのかをハイブリッド界の王者プリウスと比較してみましょう。今回は少し趣向を変えて、同じ金額でどれだけ程度が異なるかを見てみましょう。
●シビックハイブリッド:1.3 MXB+’06年式+走行2.1万km+修復歴なし=179.9万円
●プリウス:1.5 G+’05年式+走行7.7万km+修復歴なし=179万円
その差は年式が1年違う上に、走行距離の差はなんと5万km以上!
シビックハイブリッドは圧倒的に良質な物件をチョイスすることができるのです。もう少し条件のハードルを低くすれば、もっと安く買うことができるわけで、人気という要素がどれだけ相場に影響を及ぼしているかがよくおわかりいただけるかと思います。
↑燃費はプリウスに迫る31.0km/L。ハイブリッドシステムはエンジン+モーターで、気筒休止モードも備える
確かに上記グレードでは、プリウスの燃費のほうが33.0km/Lとシビックハイブリッドに対して2.0km/Lほど優れていますが、ここまでくれば五十歩百歩の世界。乗り方次第でその値も大きく変わるはずです。いかにも地球環境を考えています、なエコではなく、さりげないエコ。そんなチョイスってカッコいいと思いませんか?
エコが叫ばれて久しい昨今、原油価格高騰の影響を受けたガソリン価格の高騰もあり、燃費の良いハイブリッドカーの人気はとどまることを知りません。そこで少しでも燃料費を抑えたいとなれば、ハイブリッドカーを求めるのは当然の流れ。その結果、プリウスに代表されるハイブリッドカーの相場が軒並み高値安定しているわけです。
ではハイブリッドカーはちっとも“おいしく”ないのか?いえいえ、そんなことはありません。今回ご紹介するホンダのシビックハイブリッド(現行型)は、先のプリウス人気の陰に隠れるカタチで存在するとてもおいしい中古車なのです。
シビックハイブリッドとしては2代目となる現行型は、2005年の9月に登場。搭載されるエンジンは「3ステージi-VTEC」と呼ばれる1.3L直4ユニットで、これはバルブを低回転、高回転、気筒休止状態の3段階で制御することができるという優れモノなのです。
↑プリウスほどではないが内外装ともに未来感あるデザインだ。“走りのホンダ”らしいスポーティさを備えている
ボディは3ナンバーサイズになったこともあり、居住性がアップ。その分重くなったにもかかわらず、10・15モード燃費は31.0km/L(1.3 MXB)を達成するなど、初代からひと回りもふた回りもスケールアップして登場したクルマなのです。また、出力が20%上がり走行性能がより高まったことも見逃せないポイントでしょう。
さて、そんなシビックハイブリッドがなぜ安いのか。それは人気の要素以外の何物でもないでしょう。世界初の量産型ハイブリッドカーとしてデビューしたプリウスの人気と知名度は誰もが知るところです。ハイブリッドカー=プリウスの図式が成り立っていると言っても過言ではありません。そんなハイブリッドカー市場では、何らかの飛び道具がない限りとても太刀打ちできない状況にあります。たとえプリウスに近いスペックをもっていたとしても難しいでしょう。ユーザーはプリウスを求めます。そのおかげで隠れた名車として、シビックハイブリッドが存在するのです。
■燃費は肉薄!お買い得感はシビックハイブリッドが一歩リードか?
ではどれだけおいしいのかをハイブリッド界の王者プリウスと比較してみましょう。今回は少し趣向を変えて、同じ金額でどれだけ程度が異なるかを見てみましょう。
●シビックハイブリッド:1.3 MXB+’06年式+走行2.1万km+修復歴なし=179.9万円
●プリウス:1.5 G+’05年式+走行7.7万km+修復歴なし=179万円
その差は年式が1年違う上に、走行距離の差はなんと5万km以上!
シビックハイブリッドは圧倒的に良質な物件をチョイスすることができるのです。もう少し条件のハードルを低くすれば、もっと安く買うことができるわけで、人気という要素がどれだけ相場に影響を及ぼしているかがよくおわかりいただけるかと思います。
↑燃費はプリウスに迫る31.0km/L。ハイブリッドシステムはエンジン+モーターで、気筒休止モードも備える
確かに上記グレードでは、プリウスの燃費のほうが33.0km/Lとシビックハイブリッドに対して2.0km/Lほど優れていますが、ここまでくれば五十歩百歩の世界。乗り方次第でその値も大きく変わるはずです。いかにも地球環境を考えています、なエコではなく、さりげないエコ。そんなチョイスってカッコいいと思いませんか?
Text/金子剛士
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