▲1月5日はクラウンの初代モデル、トヨペット クラウンの誕生日。外国メーカーのノックダウン生産が一般的だった時代に「純国産で生産する」という大きな目標のもと、1952年1月から開発されました。今年で生誕60周年……まさに日本を代表する車です ▲1月5日はクラウンの初代モデル、トヨペット クラウンの誕生日。外国メーカーのノックダウン生産が一般的だった時代に「純国産で生産する」という大きな目標のもと、1952年1月から開発されました。今年で生誕60周年……まさに日本を代表する車です

スポーツカーの人気車だけでなく、味のある個性派モデルも

元旦、成人の日など日本には様々な暦や記念日があります。車の世界を見渡しても、多くの記念日があります。そういった観点で1月初旬~18日までの出来事を見てみると、名車の誕生日がずらりと並んでいました。

■1月5日 トヨペット クラウン誕生(1955年)
■1月5日 日産 Be-1誕生(1987年)
■1月6日 日産 スカイラインGT-R(R33)誕生(1995年)
■1月6日 三菱 ランサーエボリューションV誕生(1998年)
■1月7日 三菱 ランサーエボリューションVI誕生(1999年)
■1月8日 日産 スカイラインGT-R(R34)誕生(1999年)
■1月13日 トヨタ ヴィッツ誕生(1999年)
■1月15日 日産 パオ誕生(1989年)
■1月18日 日産 シーマ誕生(1988年)

というわけで、自動車史にきらめく人気者たちを簡単にではありますが、振り返ってみましょう。

パイクカーと呼ばれるレトロな雰囲気をまとったBe-1は、初代マーチがベース。限定1万台のみの発売というプレミアム感も合わさって、発売後すぐに予約が殺到。わずか2ヵ月で完売となりました。発売から28年たった現在でも、その人気ゆえ100万円以上の値が付く中古車物件も! ▲パイクカーと呼ばれるレトロな雰囲気をまとったBe-1は、初代マーチがベース。限定1万台のみの発売というプレミアム感も合わさって、発売後すぐに予約が殺到。わずか2ヵ月で完売となりました。発売から28年たった現在でも、その人気ゆえ100万円以上の値が付く中古車物件も!
▲今年で生誕20周年を迎えたR33 GT-R。ニュルブルクリンクでのラップタイムがR32より21秒縮まるなど飛躍的に向上した走行性能に話題が集まる一方、先代よりも大型化したボディには賛否両論でした ▲今年で生誕20周年を迎えたR33 GT-R。ニュルブルクリンクでのラップタイムがR32より21秒縮まるなど飛躍的に向上した走行性能に話題が集まる一方、先代よりも大型化したボディには賛否両論でした
▲全幅が一気に1770mmまで広がり、シリーズ初の3ナンバーボディとなったエボV。タイヤサイズが大きくなり、ブレンボ製キャリパーが採用されています。当時の世界ラリー選手権(WRC)に参加し9戦中、4勝を挙げて三菱初のマニュファクチャラーズタイトルを獲得するなどの活躍を見せました ▲全幅が一気に1770mmまで広がり、シリーズ初の3ナンバーボディとなったエボV。タイヤサイズが大きくなり、ブレンボ製キャリパーが採用されています。当時の世界ラリー選手権(WRC)に参加し9戦中、4勝を挙げて三菱初のマニュファクチャラーズタイトルを獲得するなどの活躍を見せました
▲エボⅥはエボVから空力性能をさらにアップ。1996年~1999年までトミ・マキネンは第2世代エボ(エボIV~VI)を操り、史上初の4連覇を達成。それを記念して「トミ・マキネンエディション」のエボⅥも発売されました ▲エボⅥはエボVから空力性能をさらにアップ。1996年~1999年までトミ・マキネンは第2世代エボ(エボIV~VI)を操り、史上初の4連覇を達成。それを記念して「トミ・マキネンエディション」のエボⅥも発売されました
▲R34はスカイラインGT-R唯一の6速MTが採用されたモデル。2002年に発売した最終限定車1000台は即日完売するなど、GT-Rファンたちの根強い支持を集めました ▲R34はスカイラインGT-R唯一の6速MTが採用されたモデル。2002年に発売した最終限定車1000台は即日完売するなど、GT-Rファンたちの根強い支持を集めました
▲▲それまでのコンパクトカーといえば「若者が乗る安い車」というイメージがあった中で登場したのがヴィッツ。内外装は上質な雰囲気を漂わせ、さらにリッターカーでありながら後部座席に大柄な男性2人が余裕をもって座れるという驚きのパッケージングを実現。コンパクトカーの常識を大きく変え、1999-2000年の日本カー・オブ・ザ・イヤーに輝きました ▲それまでのコンパクトカーといえば「若者が乗る安い車」というイメージがあった中で登場したのがヴィッツ。内外装は上質な雰囲気を漂わせ、さらにリッターカーでありながら後部座席に大柄な男性2人が余裕をもって座れるという驚きのパッケージングを実現。コンパクトカーの常識を大きく変え、1999-2000年の日本カー・オブ・ザ・イヤーに輝きました
▲Be-1の誕生から2年後、パイクカーシリーズ第2弾として登場したのが、コチラのパオ。パオは台数限定ではなく期間限定予約という形で販売されました。販売期間はわずか3ヵ月ながら、総生産台数は3万台オーバーを記録するほどの人気でした ▲Be-1の誕生から2年後、パイクカーシリーズ第2弾として登場したのが、コチラのパオ。パオは台数限定ではなく期間限定予約という形で販売されました。販売期間はわずか3ヵ月ながら、総生産台数は3万台オーバーを記録するほどの人気でした
▲新車時価格383.5万円(税抜)からという高級車が飛ぶように売れ、「シーマ現象」という流行語まで生み出したシーマ。それまで庶民の車といえば5ナンバー車が当たり前でしたが、バブル景気と自動車税の課税方式の改定(1989年から排気量のみで課税されるように)などが重なり、当時は3ナンバーの高級車に注目が集まりました ▲新車時価格383.5万円(税抜)からという高級車が飛ぶように売れ、「シーマ現象」という流行語まで生み出したシーマ。それまで庶民の車といえば5ナンバー車が当たり前でしたが、バブル景気と自動車税の課税方式の改定(1989年から排気量のみで課税されるように)などが重なり、当時は3ナンバーの高級車に注目が集まりました
text/高橋 満(BRIDGE MAN)