スズキ スイフト【モデル変遷編】
2007/12/14
安定感とスポーティ感を両立!
キビキビとした走りを楽しめるスズキ渾身のコンパクト
●2004年(H16年)11月:デビュー
ベーシックな1.3Lとスポーティな1.5Lを用意
「見て力強さを感じ、乗って力強く走るダイナミックコンパクト」をコンセプトに開発された2 代目スイフト。塊感のある外観は、ワイドトレッドにより安定感を実現した。内装はシルバー加飾などを施し、スポーティな印象だ。走行面では、プラットフォームやリアサスが新開発されたほか、フロントサスにフレームが新たに採用された。さらに、ステアリングギアボックスが新設計されるなど、各部のブラッシュアップにより高い走行性と乗り心地が両立されている。搭載エンジンは直4DOHCで、1.3Lと1.5Lを用意。前者には4ATと5MT、後者には4ATのみが組み合わされた。1.3LにはベースグレードのXGと装備を省略したXEを、後者には本革巻きステアリングなどを採用したXSを設定。全車にFFと4 WDがある。
↑ホールド性と快適性を両立した大型シートを前席に採用。1.3XGと1.5XSには運転席シートリフターを搭載 | ↑前席エアバッグは全車標準装備。1.5XSのみ、サイド&カーテンエアバッグのセットオプションを選択可能だ | ↑ラゲージは様々なアレンジが可能。バッグドアには、開閉をスムーズにする電磁式オープナーを採用 |
●2005年(H17年)6月:特別仕様車
女性をターゲットとして内外装の質感をアップ
1.3XEのAT車がベースのスタイルが登場。特別装備にはボディ同色のドアハンドル&ミラーや、リア&バックドアのスモークガラスなどが奢られていた。
←内装色にはベージュを採用し、落ち着いた空間を演出している。メッキ調のエアコンルーバーリングも専用装備 |
●2005年(H17年)9月:グレード追加
走行性能をさらに磨いたスポーティな1.6Lモデル
新グレードとして追加されたスポーツは、1.6Lエンジンを搭載したホットモデル。FFのみの設定で、5MTと4ATが用意されていた。エンジンは、高回転、高出力に耐える高強度ピストンや、アルミ製インテークマニホールドなどを装備。ミッションにも専用チューニングが施されて、加速性能が向上している。足回りでは、欧州各国で多数の車メーカーに純正採用されているモンローのショックアブソーバーが奢られた。さらに、前後ブレーキには15インチの大径ディスク搭載など、よりスポーティな走りが可能となった。外観では、前後バンパーを専用設計。また、サイドアンダースポイラーやルーフエンドスポイラーも装着され、整流効果が高められている。内装は黒が基調。シートは赤との2トーンで、レカロとの共同開発シートもオプションで用意する。本革巻きステアリングには赤いステッチが施されたほか、3連クロームメッキメーターパネルを採用するなど、とことんスポーティさにこだわった。
↑前席にはシートバック、クッションともにパッドの強度を高めてホールド性を向上させたスポーツシートを採用 | ↑オールアルミ製となる1.6Lエンジンは最高出力125ps、最大トルク15.1kg-mを発生する | ↑スポーティな走りに対応するモンローショックアブソーバー。乗り心地と安定性にも貢献している | ↑一部をダークグレーとしたヘッドランプや、デュアルエグゾーストタイプのマフラーなども採用されている |
●2006年(H18年)1月:限定車
アルミホイールをはじめ数々の上質装備を搭載
RJCカー・オブ・ザ・イヤー&日本カー・オブ・ザ・イヤー特別賞受賞を記念した1.3 XGリミテッドが登場。マフラーカッターなどが特別装備された。
←オーディオスイッチ付き本革巻きステアリングや、グレー&黒の専用シートも特別装備の一つだ |
●2006年(H18年)6月:特別仕様車
人気の特別仕様車がより装備を充実させて登場
特別仕様車の1.3XEスタイルが仕様を変更。ベージュ色のシート表皮がスエード調生地に変更されたほか、インパネと一体感のあるMD/CDステレオが備わり、より上質な印象となった。またシートが撥水加工されたほか、ドアミラーは電動格納式となるなど、使い勝手も向上している。同時に、1.3XGをベースとしたリミテッドⅡが登場。こちらは専用シートやキーレススタートシステム、15インチアルミホイールなど、H18年1月に登場したリミテッドとほぼ同じ特別装備が採用された。
↑アクセントとしてシルバーカラーのパーツを各部に施したスタイル。フルオートエアコンも新たに採用された | ↑リミテッドⅡはFF車のみ、ディスチャージヘッドランプをオプション選択可能。これがリミテッドと異なる点だ |
●2006年(H18年)12月:限定車
内外装の装備を変更してより上質なイメージに
スイフトスポーツリミテッドは、1000台のみの限定モデル。本革&アルカンターラの専用レカロシートや、ソフトレザーのドアトリムなどを装備していた。
←ボディ同色のフロントバンパー&サイドアンダースポイラーを搭載。ドアハンドルは金属調塗装が施されている |
●2007年(H19年)5月:マイナーチェンジ
落ち着いたブラウンが基調のスタイルを追加
1.3L&4ATのFF車は、新開発の1.2L&CVTの組み合わせにスイッチ。また特別仕様車だったスタイルをカタログモデル化したことでグレード整理が実施され、XEの4WD車などが廃止された。このほか、後席は背もたれをワンアクションで倒せるタイプに変更。後席折り畳み時にラゲージとの段差を解消するボードが新たに採用され、使い勝手も向上した。なお、スポーツはMT車の変速比やトルク制御を変更するなど、一部改良レベルにとどまっている。
↑スタイルの内装は本革&アルカンターラの専用シートや本革巻きウッド調ステアリングを採用し、上質な印象 | ↑グリルや前後バンパーのデザイン変更に加え、XSなど一部グレードにLEDサイドターンランプ付ミラーを採用 |
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