第267回 トヨタ ランドクルーザー100(旧型)【おいしい中古車】
2013/04/26
クロカンやSUVは、走破性を重視したものと、オンロードでの快適性やラグジュアリー性を高めたものに分けられますが、今回は、そのどちらも備えたクロカン/SUVの王様ともいうべき、トヨタのランドクルーザーをご紹介します。
「ランクル」の愛称で親しまれているランドクルーザーは、現在200系が現行型となりますが、その前モデルに当たる100系もまだまだ現役。1998年の1月に登場し、マイナーチェンジを重ねながら、2007年6月まで生産された息の長いモデルです。
走りに関しては、副変速機やデフロック機能を備えるフルタイム4WDシステムなどの採用により高い走破性を実現。さらに「AHC」と呼ばれる車高調整装置や、減衰力を16段階で制御する「スカイフックTEMS」を採用するなどユーティリティ面でも高い実力を備えています。
ユーティリティという意味では、5人乗り仕様のバンに加え、8人乗り仕様のワゴンもラインナップ。家族構成や用途に応じて自分にあったタイプを選ぶことができます。
エンジンはV8の4.7Lガソリンと4.2L 直6ディーゼルの2種類を用意。トランスミッションは4ATのほか、ディーゼルのみ5MTも設定しています。ただし、2002年8月のマイナーチェンジで4ATは5AT化され、ディーゼルに設定されていた5MTは廃止されています。
さて、走りだけでなく質感やユーティリティもハイレベルなランクル100ですが、いよいよ100万円を切る中古車が登場してきました。
修復歴なし+走行距離9.1万kmの4.7VXリミテッドで87万円の中古車を発見(4月15日現在)。当時の新車時価格は399.8万円なので、4分の1以下で買えるわけです。ランクルは人気車種ではありますが、ここまで安くなれば断然買いでしょう。
ただ、100万円以下の中古車は、現状上記の1台のみ。初期モデルでも、まだまだ100万円台の中盤がボリュームゾーンです。そのため、もし希望に合致する1台が見つかったら、すぐに連絡を取るなど「善は急げ」で行動するのが良さそうです。
Text/金子剛士
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