販売絶好調のルノーは「ニュル最速のFF車」でもあるんです!
カテゴリー: クルマ
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2013/04/22
ルノー正規輸入車の今年3月度における新車登録台数が530台(前年同月比 +48.0%)となり、単月としてはルノー・ジャポン設立以来最高の数字を記録した。
モデル別に見るとカングーが相変わらず好調で、日本におけるルノー車販売台数全体の54.6%をカングーが占める。しかし、昨年7月にマイナーチェンジを行ったメガーヌ ルノー・スポールも大変好調で、「6MTのクーペ」という(日本では)不利なスペックでありながら、日本におけるルノー車全体の12.5%を占めている。これはある意味“快挙”とも言えるだろう。
思えばルノー・ジャポンの最近の快進撃は、カングーやMTの各種ルノースポールといった「一般ウケするかどうかはさておき、マニアの心は確実に捉えるはず」という濃口のモデルを、積極的に日本へ導入することから始まった。96年に初代メガーヌを導入した際は、無謀にも(?)同車を「売れ筋ファミリーカーであるVW ゴルフⅢの直接のライバルです!」と位置付け、試乗会でゴルフⅢとの比較試乗を行ったものだ。が、結局初代メガーヌは鳴かず飛ばずで終わったことをご記憶の方もいるだろう。
しかし濃口路線となってからのルノー正規輸入モデルは、冒頭のとおり強い。「やっと居場所を見つけた」という感じなわけだが、濃口ルノーは実際走らせてもかなりのモノ。日産 GT-Rやポルシェ 911のタイムトライアルでおなじみのサーキット「ニュルブルクリンク北コース」での量産FF車最速ラップ(8分7秒97)を誇るのは、実はメガーヌ ルノー・スポール トロフィーだ。そして2012年に導入されたメガーヌ ルノー・スポールは、そのスペックをそのまま受け継いだモデルである。
ルノー・ジャポンのサイトでは、フランス人テストドライバーによるニュルブルクリンクでのタイムアタックの様子や、ドリキンこと土屋圭市選手などによる国内サーキットでの全開アタックを視聴可能。見ているだけで手に汗にぎるほどのスリルと迫力あふれるニュルブルクリンクでの激走っぷりは必見だ!