第256回 トヨタ ノア(現行型)【おいしい中古車】
2013/02/08
子どもが生まれたからミニバンという人は多いでしょうが、今回ご紹介するトヨタのノアは、まさにそんな人にうってつけの1台。子育て世代にありがたい機能がてんこ盛りのミニバンです。
2001年に登場するや大ヒットとなった初代に続き、2007年6月に登場した現行型のノア。クールさを全面に押し出したヴォクシーに対し、親しみやすさを際立たせたモデルで、最大の魅力はその使い勝手の良さです。
まず、取り回し。ノアはボディがスクエアなので、車幅感覚がつかみやすくなっています。あまり運転が得意でない方でも扱いやすく、子どもの送り迎えや買い物などがラクになるでしょう。
そして子育て世代を意識した装備の数々。サードシートは折りたたみから跳ね上げまでワンタッチで行えます。また、セカンドシートは子どもの乗せ降ろしがしやすいよう外側方向に回転するほか、走行中に後席の子どもを確認できる後席確認ミラーも備えています。
さらにスライドドアには、子どもやお年寄りの乗降性を高めるため、低いステップとチャイルドグリップを採用。使い勝手や実用性をとことん追求しています。
パワートレインは、直4 2Lエンジンと燃費効率に優れるCVTの組み合わせ。燃費は最も優れるグレードで、10・15モード14.2km/Lです(2010年4月のマイナーチェンジ後は10・15モード14.4km/L)。
そんなノアも、今年で登場から6年目。100万円以下で買えるのは当然でしょうが、2月1日現在の最安値はなんと車両価格52万5000円でした。走行距離は10.4万kmですが、修復歴なしの現行人気ミニバンがその金額と聞いたら、子育て世代でなくとも食指が動くのではないでしょうか。
相場のメイン価格帯は100万~170万円あたりなので、さすがに走行5万km以下で修復歴なしの中古車を狙おうとすると、100万円では難しいのが実情です。しかし、流通量は全国で800台以上と豊富で、好みのカラーやグレードが選びやすい側面もあります。
取り回しが良く、子育て世帯に役立つ機能満載のノア。子どもがいると出費がかさむものですが、それなら車への出費は中古のノアで安く抑えるのはいかがでしょう? 満足感は高いと思いますよ。
Text/金子剛士
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
- 西川淳の「SUV嫌いに効くクスリをください」 ランボルギーニ ウルスの巻
- 先代BMW 3シリーズ(F30型)を買うなら、総額150万円以下が狙い目だ!
- 【試乗】メルセデス・ベンツ 新型Sクラス│”新時代の車”を堪能できるラグジュアリーセダンの最高峰!
- 【試乗】新型 フォルクスワーゲン T-Cross│「TさいSUV」はハッチバックよりもどこが欲張りか? 実際に乗って考えた
- 今はもう中古車でしか味わえない高純度FR、国産を代表するミドルセダンのレクサス GS【Back to Sedan】
- 【試乗】新型 アウディ A4 アバント│実用性の高いアバントボディがクアトロらしい俊敏な走りとマッチし、絶妙にバランスがとれた逸品
- 【名車への道】’14 BMW i8
- 新しいこだわりが凝縮されている、プジョー流PHEV 3008 ハイブリッド4【Car as Art !】
- 西川淳の「SUV嫌いに効くクスリをください」 ボルボ XC90 リチャージの巻
- 元教習指導員オススメ! 総額100万円以内で買える“脱ペーパードライバー”にぴったりなモデル【SUV編】