第251回 日産 フーガ(現行型) 【おいしい中古車】
2012/12/21
20年ほど前まではセダンが車のスタンダードでしたが、今はコンパクトカーやミニバンなどに人気が集まり、いつの間にかセダンは衰退してしまいました。しかし、中古車市場は人気で価格が決まる。すなわちセダンは今おいしい存在といえます。今回は、そんなおいしいセダンの代表格、日産フーガをご紹介します。
フーガはセドリック/グロリアの後継車に当たり、2代目となる現行型が登場したのは2009年11月。これまでの特長を継承しつつも、「走・美・快」をさらに追求しています。当時の日産のフラッグシップカーとして開発されました(現在はシーマがハイブリッド車として復活しています)。
3つのキーワードの“走”は、動力性能と燃費性能を両立させた2.5Lと、スポーツカー顔負けのスペックを誇る3.7Lの2種類をラインナップしたことです。後者の最高出力は333馬力で、ひと昔前では考えられないパワーを備えています。
“美”は、もちろんスタイリングです。まるで動物のように躍動感あふれるデザインは現行型フーガならでは。ノーズの低さや張り出したフェンダーが、地面をしっかりつかんでいるかのような印象を与えてくれます。
そして“快”は、心地よい快適な居住空間の創造です。質感の高さや広さだけでなく、装備の面でも快適性をサポート。アロマディフューザーなどを搭載し、自然なそよ風や森の中にいるような空間を演出する「フォレストエアコン」も設定されています。
そんな様々な魅力があるフーガですが、先にお話ししたとおり、現在はセダン不遇の時代。それだけに相場が低く、おいしい状態にあるのです!
例えば、修復歴はありますが走行6.6万kmの250GT。これは新車時価格427.4万円ですが、半額以下の189万円で発見しました。早くも200万円を切ってきています(12月13日現在)。
相場はまだまだ200万円台を下回らないものの、走りのいい370GTでも229万円から狙うことができます(同日現在)。流通量は全国110台程と決して多くはありませんが、じっくり待てば必ず目当ての1台が見つかるはず。セダンが安く買えるだけに、フーガは今が買いのタイミングです!
Text/金子剛士
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
Cクラスはもはや大きすぎる……ならお得に買えるCLAクラスかAクラスセダンはどう? モデル比較、オススメの狙い方を解説
Aクラスセダンの販売終了アナウンスに絶望したあなたに贈る「代わりにこのイケてるセダン、どうですか」5選
えっ、現行型ジムニーが100万円台前半から買える? 流通台数も4000台を突破した中古車状況、オススメの選び方を解説!
【試乗】新型 ランボルギーニ ウルスSE|普段使いはほぼモーター! スーパーカーの速さを備える800psのスーパーSUVはハンドリングも燃費も上々
憧れのベンツデビューなら、Eクラスワゴンを狙うべし! 中古車平均価格が1年で130万円下落中のプレミアムワゴン、オススメの選び方は?
人と被らない輸入SUVが欲しい!それならおしゃれなイタリアンSUV アルファロメオ ステルヴィオはいかが?
ポルシェ タイカンの中古車価格が半年で約180万円もダウン! ハイパフォーマンスEV、今オススメの狙い方は?
ついに憧れのレクサス LXが買いやすくなってきた! 1年間で140万円近く下落した高級SUV、中古車状況やオススメの狙い方を解説!
こんなに素敵な北欧セダン ボルボ S60が総額200万円台から購入可能! どんな選び方がオススメ?
こんなに素敵なブリティッシュセダン ジャガー XEが総額100万円台半ばから購入できる! どんな選び方がオススメ?