調査報告書 2012年11月
File No.153

マツダ RX-9(仮称)

※2012年11月8日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

マツダ RX-9予想イラスト|ニューモデル速報
マツダ RX-9予想イラスト リアスタイル|ニューモデル速報マツダ RX-8|ニューモデル速報

Photo/マガジンX編集部

予想発表時期未定
●全長x全幅x全高:-×-×-(mm)
●搭載エンジン:水素ロータリー

ロータリースポーツはよみがえるか!?

ご存じのとおり、2012年6月をもってロータリーエンジン搭載のRX-8が生産を終了した。マツダの山内孝社長はロータリーの研究開発こそ継続するとしたものの、それはEVの発電用水素ロータリーを指すものと思われていた。

もう二度とマツダからロータリースポーツは出ないと思われている中、同社に近い関係者からあっと驚く話を聞いた。水素ロータリーエンジンはもちろん、ロータリースポーツの車体も研究開発が続けられているというのだ。

この話で思い出したのは、フォード傘下となりロータリー車がなくなると噂された時代に開発が始まったRX-8(写真右下)のこと。あのときも初めから多くの人数がかけられていたわけではなく、当時は少人数で、いわば研究開発的に進められていた。次期ロータリースポーツ登場となれば面白いのだが、現状では、具体性はかなり乏しいと思われる。

開発が進められているというロータリーエンジンは、あくまでもEV発電用の水素ロータリー。新型スポーツに搭載できるように新たな予算をかけて改良することはしないだろう。また、スカイアクティブ技術搭載車をレースに投入するなど、次世代ユニットを新たな企業イメージとして押し出しているマツダにとって、ロータリースポーツを出す理由が見当たらない。

ロータリースポーツが出る方向性として唯一の希望は、水素ロータリーを使ったレンジエクステンダー(航続距離延長装置)式EVのスポーツモデルとして登場すること。水素ロータリーを搭載しスポーティなキャラクターが与えられたとしたら、かなりのインパクトがありそうだ。昨今のマツダデザインを踏襲したエモーショナルで流れるようなラインのロータリースポーツ。可能性は低いが登場を願いたいものだ。

以上