今では“クロスオーバー”という言い方も馴染みあるものになりました。このフレーズ、相当以前から使われています。今回ご紹介する三菱 エアトレックは10年以上前に登場した車ですが、同社のステーションワゴンであるランサーセディアのプラットフォームを使ったクロスオーバーモデルです。

クロスオーバーSUV、エアトレックが登場したのは2001年6月。「自由な空間と走りの創造」をコンセプトに、使用目的や路面状況を選ばないオールラウンダーとしてデビューしました。

「自由な空間」という点では、まず広さが挙げられます。ホイールベースが2625mmと長く、後席はゆとりたっぷり。さらにシートの着座位置を地上から600mmにすることで自然な乗り降りを実現したほか、インパネシフトを採用し横方向へのウォークスルーも可能にしています。

「走り」の面を担うパワートレインは、2Lと2.4Lの2種類のエンジンとMTモード付の4AT。ランサーエボリューションにも搭載されているVCU付センターデフ方式のフルタイム4WDシステムを採用しています。

そしてもうひとつ忘れてはいけないのが安全性です。車両衝突時に機能するシートベルトの“プリテンショナー”や“フォースリミッター”が、10年以上前に登場したエアトレックにすでに標準で装備されていたのです。

そんなエアトレックが今や総額50万円以下で十分狙えます! 例えば、上級モデルにあたる2.4Vの4WDモデルが、修復歴なし+走行2.1万kmで車両本体価格29.8万円、支払総額なら42.2万円という車を発見しました(11月8日現在)。

家族がゆったり乗れて、キビキビ走る。そしてとにかく安い。そんなファミリーカーをお探しなら、ぜひともオススメしたい1台です!

Text/金子剛士

大径16インチタイヤを装着し195mmの最低地上高を確保。立体駐車場に収まるサイズでユーティリティに優れている

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インパネまわりは独特なT字型を採用。円形の空気排出口や2眼タイプのメーターなど、スポーティなデザインとなっている

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ラゲージは広いだけでなくフラットで使いやすいのが特徴。目的に応じたシートアレンジができ、家族との外出にピッタリだ

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