調査報告書 2012年8月
File No.141

ホンダ シビック タイプR

※2012年8月23日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

ホンダ シビック タイプR 予想CG|ニューモデル速報
ホンダ シビック タイプR リアスタイル|ニューモデル速報ホンダ シビック タイプRユーロ|ニューモデル速報

Photo/マガジンX編集部

2L直噴ターボで280ps!?のモンスターシビック

ホンダスポーツの象徴といえば赤いHバッジが施されるタイプRシリーズだろう。File No.139でご紹介したNSXタイプRと同様、いやそれ以上に復活の要望が高いシビックタイプRの情報をスクープしよう。

次期タイプRは欧州仕様のハッチバックがベースとなる模様。歴代モデルのイメージだと超高回転型ハイパワーNAエンジンが予想されるが、年々厳しくなる環境規制をパスすることは簡単なことではない。

そこで注目されるパワーユニットだが、2Lの直噴ターボが採用されることになりそうだ。NSXタイプRと同じく「タイプR化=ターボ化」の図式が当てはめられる。ホンダは市販車へのターボ採用に異常なほど慎重だ。軽自動車以外では、いままで1982年のシティターボ/同ターボII、88年のレジェンドウィングターボの3車種だけという状況(国内市場)だ。

エンジン屋としての意地で、簡単にハイパワーを獲得できるターボを安易に装着すべきではないという風潮が社内にあるようなのだ。そんなホンダの経営陣がOKしたのだから、その仕上がりたるや推して知るべし。エンジンフィールは、これまでNAユニットが搭載されてきたタイプRと同レベルに仕上がることは間違いないだろう。

さて、タイプRに搭載されるエンジンだが、次世代2L直噴をベースとしており、2014年発売予定の次期ステップワゴンやCR-Vのマイナーチェンジなど、多くの車種に採用される計画だ。このユニットにターボを装着することで目標スペックは280ps程度。これは2012年5月にマイナーチェンジされたレガシィのFA20型2L直噴ターボを意識したものと思われる。

以上