オススメ銘柄 注目の車のなかから最もお得なグレードを導き出す|日刊カーセンサー

今週の注目銘柄:スズキ ソリオ

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■人気はマイナーでも実力はメジャー級のハイトワゴン
スズキ ソリオ|日刊カーセンサー
ソリオと聞いてどんな車なのか答えられない人も多いはず。しかしKAT-TUNがTV-CFをしている車と言えばわかってもらえるだろう。それくらいソリオ自体の認知度は高くない。しかしソリオこそ、能ある鷹は爪を隠すという言葉がピッタリ合う、高い実力をもった車なのだ。

2011年1月に登場した現行ソリオは全長3710mm、全高1765mmというボディサイズにリアにスライドドアを採用したコンパクトサイズのハイトワゴン。乗降性の優れたフラットな床面が特徴の室内スペースはクラストップクラスの広さを誇る。エンジンはスイフトと同じ1.2L直4で駆動方式にかかわらずCVTが組み合わされる。最小回転半径は5mと非常に取り回ししやすく、誰もが運転しやすい車に仕上がっている。
相場の傾向と対策|日刊カーセンサー
■流通台数は増加そして値落ちと今が狙い目
スズキ ソリオ相場表グラフ|日刊カーセンサー

グラフの分析結果は

価格 3ヵ月前の平均価格は144万円。値落ちが鈍る3月の需要期でも順調に値落ちが続き、現在は136万円まで下落
台数 3月の決算期に流通台数は200台を突破し、最近では250台を超えている。現在も増加傾向は継続中
距離 2月の時点での物件の平均走行距離は1000km程度だったが、走行距離の延びた物件が出回り3000kmに
2012年1月に登場した2代目ソリオ。グレードは上からS、X、Gの3タイプで、SとXに4WD車が用意される。グレードの違いはズバリ装備差。人気のディスチャージヘッドランプやリア両側電動スライドドアが欲しいならば最上級グレードのSを選びたい。 一部改良は2012年11月に一度行われている。その内容は最上級グレードSをベースとした特別仕様車の「BLACK&WHITE」の設定。そして全グレードの2WD車にさらなる燃費性能の向上を目指しアイドリングストップシステム搭載車を設定したこと。
買いのグレード|日刊カーセンサー
■快適装備は充実。さらにエアロパーツも付く1.2 X
スズキ ソリオ|日刊カーセンサー スズキ ソリオ 相場表グラフ|日刊カーセンサー
おトク度 台数 相場
おトク度|日刊カーセンサーおトク度|日刊カーセンサーおトク度|日刊カーセンサー 123台 99万~151万円
新車時価格140万円スタートのソリオ。平均価格が136万円まで値落ちしていることもあり、最近になって最安値は100万円を切りはじめた。グレードを見ると売れ筋グレードの1.2Xが約半数を占め、最上級グレードの1.2Sがこれに続く。SとXの新車時の価格差が約12万円。両グレードの中古車の平均価格差も約12万円と縮まっていない。しかもXはSの約3倍という豊富な物件が流通しており、探しやすさを考えて1.2Xに的を絞りたい。

装備差があるといっても1.2Xは梅雨の時期でも快適に過ごせるフルオートエアコンをはじめ、後席両側スライドドアクローザー、後席左側パワースライドドア、キーレスエントリー、フロント・リア・サイドのエアロパーツなど安全、快適、機能パーツの充実ぶりはスゴイ。ソリオは実力は高いが人気薄でお得という、まさにおいしい中古車なのだ。
Text/萩原文博