真紅のボディカラーを身にまとったスポーティな特別仕様車

メカマニアの人、走りに一家言もつ人、そしてマツダファンであれば、かならず一度は味わってみたいのが「ロータリーエンジン」。現在ラインナップされているモデルの中で、唯一このロータリーエンジンを搭載している車両がマツダRX-8です。今回は2006年に発売された特別仕様車「トゥルーレッドスタイル」をご紹介します。

大人4人がしっかりと乗車できるスペースと、乗り降りをラクにするため観音開きの「フリースタイルドア」を採用しているRX-8。そのためスポーツカーながら、ちょっと大人なコンフォートのイメージをもたれがちですが、この特別仕様車はちょっとヤンチャなイメージの装備内容になっています。
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車名のとおり、従来にはない若々しいイメージの鮮やかな赤色「トゥルーレッド」が専用のボディカラーとして採用されています。ミッションは6MTと4ATが組み合わせられており、ベース車はそれぞれタイプSとタイプE。新車時の車両本体価格は303万4500円~309万7500円でした。

トゥルーレッドスタイルにはオリジナルの特別装備が満載です。ブラックレザーの内装に本革シート(運転席8Way電動パワーシート、電動ランバーサポート付き)、合成皮革ドアトリムを装着。ブラックのパーキングブレーキにも本革があしらわれており、ヘッドランプ&リアコンビランプのベゼルはセミグロスメッキで加飾されています。

足元は225/45R18のタイヤとアルミホイールの組み合わせ。大径フロントブレーキとスポーツサスペンションも同時に装備されています。フロントガラス、フロントドアガラス、ドアミラーには撥水機能を追加。さらにアドバンストキーレスエントリーとスタートシステムも装着されている、充実の内容です。
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4月12日時点でカーセンサーnetに掲載されている中古車は4台。価格は109万~169.8万円となっていますが、修復歴車を除けば底値は150万円前後といったところ。走行距離は1.1万~7.5万kmとまちまちで、相場ともあまりリンクしていません。全国くまなく探せば、低走行かつお値打ちな一台が見つかるかもしれません。

エンジンからスタイルまで、現在では個性的なポジションをひた走っているRX-8。この独自色を身にまとった特別仕様車なら、さらにその個性が引き立つこと間違いありません。興味をもった方は下の検索窓に「RX-8 トゥルーレッドスタイル」と入力して、検索してみてください。


Text/渡瀬基樹