第140回 ルノー アヴァンタイム【見つけたら即買い!?】
カテゴリー: クルマ
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2010/10/27
■ミニバン!? クーペ!? 自動車史屈指の変わり種モデル
自動車はたとえメーカーは違っても、その属する国によってある一定の傾向が出るもの。日本車は燃費性能やコンパクト化する技術に定評がありますし、ドイツ車には技術力や最新のメカニズムが反映されています。アメリカ車は直進安定性やタフな路面を走破する能力に一日の長があると言えるでしょう。イギリス車やイタリア車の内外装には独特な雰囲気があります。さて、フランス車はといえば、とかく強調されるのが乗り心地。「石畳」の国であるがゆえか、足回りが重視された車作りがされています。同時に奇抜ともいえるほど、個性的なルックスのモデルが登場することでも知られています。今回はそんな独特のフランス車の中でも、インパクトでは横綱級の存在、ルノーアヴァンタイムをご紹介します。
本国の発売から遅れること約1年。アヴァンタイムは2002年11月に日本市場へ導入されました。新車時の価格は500万円。設定されたのは3LのV6エンジンに5ATの単一グレードのみ。駆動方式はFFで、ハンドル位置は右。Aピラーとルーフはアルミ合金製ですが、他の外板部分はほとんどがFRP製となっています。
トヨタアルファードや日産エルグランドといった、国産Lクラスミニバンに匹敵するボディサイズながら、2ドア+ハッチバックというアヴァンタイム。ミニバンなのかクーペなのか、カテゴリ分けをするのが実に難しいモデルです。ドアは1.4mもの長さをもつ巨大なもので、豪華なレザーがあしらわれているフロントシートは広々。Bピラーがない分、シートにベルトが取り付けられているのも特徴的です。
半面、後部座席はミニバンほどには空間的な余裕がありません。ラゲージもボディサイズから想像するほどの容量は得られませんが、あくまでこのデザイン性を重視した結果と解釈すべきでしょう。巨大なサンルーフとサイドウインドウは、ボタン一つで開閉可能。オープンカーに近い開放感とパノラマビューが楽しめます。
10月25日時点でカーセンサーnetに掲載されているアヴァンタイムの中古車台数は6台。価格は188万~299.8万円とずいぶんお求めやすくなりました。ただし、安価な物件は相応に走行距離が多かったり、修復歴があったりするのでご注意を。ボディカラーはイメージ色だったブルーが圧倒的に多くなっています。
最近では楽しい車が少なくなったと言われますが、中古車には見た目だけでこんなに楽しい車がまだまだ残されています。ありきたりなミニバンではつまらないと思っているなら、いまこそ狙いやすくなったアヴァンタイムを検討してみてはいかがでしょうか? 気になった方は下の検索窓に「アヴァンタイム」と入力して、検索してみてください。
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