オススメ銘柄 注目の車のなかから最もお得なグレードを導き出す|日刊カーセンサー

今週の注目銘柄:マツダ MPV

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■ビッグネームに引けを取らない実力派ミニバン
マツダ MPV|日刊カーセンサー
MPVのライバル車といえば、エスティマ、オデッセイとミニバンのビッグネームが並ぶ。ボンネット付きミニバンのパイオニア、オデッセイのデビューが1994年。しかし初代MPVは初代エスティマと同じ1990年に登場と、歴史はMPVのほうが古い。実はボンネット付きミニバンの元祖はMPVなのだ。

1999年にリアスライドドアを採用した2代目が、2006年2月に3代目の現行型が登場した。運転する楽しさ“ZOOM-ZOOM”をミニバンでも実現すべく、低床・低重心のシャーシを採用し、室内空間の広さと高い走行性能を両立させた。エンジンは2.3L直4の直噴ターボとNAの2種類を用意する。
相場の傾向と対策|日刊カーセンサー
■低価格な中古車が減少し値上がり傾向
マツダ MPV 相場表グラフ|日刊カーセンサー

グラフの分析結果は

価格 6月末の時点で175万円付近だった平均相場。
いったん値落ちしたものの、8月の後半からは値上がりし177万円まで戻している
台数 9月の決算期にピークともいえる250台まで増えた。この3カ月の間は常に200台以上のが流通している
距離 7月末の時点で平均走行距離は2.6万kmだったが、平均相場の下落と同じタイミングで3万kmまで延びている
2006年2月に登場したマツダMPV。2008年の1月に内外装の変更、NA(自然吸気)のFF車のミッションを4ATから5ATへ換装するマイナーチェンジ。そして2010年夏にターボエンジンが廃止となった。全グレードにFFと4WDの2つの駆動方式を用意、ミッションはFF車のNAが4AT/5AT、ターボが6AT、4WD車は6ATのみと少々複雑。

登場から4年半が経過したが、流通台数は247台で約8割は2007年12月までの前期型だ。最安値は100万円を切り、相場は90万~310万円となっている。
買いのグレード|日刊カーセンサー
■MPVらしさを堪能できるターボ車の23T
マツダ MPV|日刊カーセンサー マツダ MPV 相場表グラフ|日刊カーセンサー
おトク度 台数 相場
おトク度|日刊カーセンサーおトク度|日刊カーセンサーおトク度|日刊カーセンサー 58台 118万~312万円
新車時価格240万円スタートのMPV。中古車のグレードを見ると前期型に設定された23Cスポーツパッケージが最多で、次いでターボ車の23T、MC後に設定された23Sの順。狙い目はミニバンとしては珍しいターボエンジンを搭載した23Tだ。

ターボエンジンというとパワーは魅力だけど燃費が…と尻込みしてしまう人もいるだろうが、直噴機構の採用で10・15モード燃費は10.2km/Lと及第点以上の燃費性能を誇るので心配なし。

最上級グレードらしく、DSC(横滑り防止装置)、ディスチャージヘッドランプは標準装備。またオプション装備の両側電動スライドドア、HDDナビの装着率が高いのも特徴だ。エスティマとオデッセイの3番人気に甘んじているMPVだが、走らせてみるとその実力の高さにホレ込むこと間違いなし。ぜひ一度試乗してほしい!
Text/萩原 文博