第95回 日産 マーチ ボレロ【見つけたら即買い!?】
2009/11/25
■現行型マーチ随一の個性派! レトロな外観が懐かしい
2002年の登場以来、順調にロングセールスを続けている3代目日産マーチ。モデルライフが長いだけに特別仕様車も数多く設定されてきましたが、その中でもとりわけ個性的なのが、今回ご紹介する「ボレロ」。オーテックジャパンが架装したレトロな雰囲気をもつ、2004年12月に発売された特別仕様車です。新車時の車両本体価格は、FFが144万9000円の設定で4WDは163万8000円。それぞれ12Sと14S FOURがベースとなっています。基本的にエンジンやドライブトレインなどの「中身」はベースモデルと同様で、ビジュアル面のみに特化した特別仕様車といえるでしょう。
ボレロは2代目マーチにも設定されていましたが、「懐かしさ 温かみのある ワンランク上の車」というコンセプトは3代目でも同じ。重厚感のあるフロントマスクに、上質感が加えられた内装が組み合わされています。
具体的には、フォグランプが組み込まれたフロントバンパーに15インチアルミホイール、専用のシート地や本革巻きの3本スポークステアリングなど、内外装の印象に影響を与える部分の多くが専用装備で揃えられました。高級感を演出するため、リアのオーバーライダーやサイドガードモールなど、メッキが多用されているのも特徴です。
ベースのマーチに合わせ、2007年6月にはマイナーチェンジが実施されました。専用のシート地&ドアトリム地や、オーディオ回りなどに配した専用フィニッシャーを一新。質感がさらに向上し、クラシカルな装いと落ち着きのある室内空間が演出されています。
原稿執筆時点でカーセンサーnetに掲載されているマーチ ボレロの数は15台。なぜか一台だけ飛び抜けて高い199.5万円の物件と修復歴車を例外としてカウントすると、一般的な相場は67万~128万円といったところ。走行距離が1万kmに満たない物件もいくつかあり、マイナーチェンジ後の新しいモデルも存在します。ボディカラーは過半数の8台が銀色でした。
最新モデルにもかかわらずレトロな外観をもつマーチ ボレロは、安心感と個性の強さを両立させたいユーザーにピッタリのモデル。男性はもちろん、女性が通勤などに使えばかなりオシャレであることは間違いありません。興味をもった方は下の検索窓に「マーチ ボレロ」と入力してみてください。
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第95回 日産 マーチ ボレロ【見つけたら即買い!?】/旬ネタ
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