調査報告書 2009年11月
File No.007

ホンダ 上級ミニバン(エリシオン後継車)

※2009年11月26日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

ホンダ 上級ミニバン|ニューモデル速報
ホンダ エリシオン|ニューモデル速報トヨタ アルファード|ニューモデル速報

Photo/マガジンX編集部

予想発表時期2010年12月
●全長x全幅x全高:4850×1825×1875(mm)
●搭載エンジン:2.4L直4ほか

ライバル車に見劣りしない背高シルエットを獲得

発売1カ月での受注台数が、約1万8000台と好評な4代目ステップワゴン。ホンダもひと安心といったところだろう。次の一手となるのが、今回ご紹介するエリシオン後継の上級ミニバンだ。

2004年5月に発売されたエリシオン(写真右上)は、高級クルーザーをモチーフにしたスマートなデザインのミニバンだ。ライバル車のような、押し出しの強いデザイン(写真右下、トヨタ アルファード参照)を嫌うユーザー層を狙ったのだが、販売は低迷。1000台/月レベルに落ち着いた。2008年のガソリン高騰の折には、750台/月まで落ち込んでいる。

このクラスを買う顧客は、デカい=偉いというわかりやすさを求める傾向がある。スマートさを追求し、他車より全高を10cmも低くしたエリシオンは、居住性やラゲージスペースの収納性で見劣りしてしまったのだ。

現在、開発中のエリシオン後継の上級ミニバンだが、おそらくライバル車に近い路線にすり寄ることになるだろう。つまり、低床プラットフォームはそのままに全高をアップ。室内空間の広さやシートの豪華さが追求されていくに違いない。

また、外観も現行モデルの反省が生かされ、存在感を打ち出したものになりそうだ(写真左 予想イラスト)。中国市場への輸出も検討されているとなると、立派で見栄えのするデザインは、かの地の志向にも合うことになる。

パワートレインだが、先進的なイメージと静粛性を狙って、ハイブリッド仕様が用意される可能性もある。燃費性能の良さはいまや必須条件だ。2010年末ともいわれている発表が楽しみだ。

以上