まるで自分の部屋のようなインテリア空間

ソファのようなシートに曲線主体の優雅なインパネ、障子のようなサンシェードなど、至れり尽くせりのインテリアが人気の現行型キューブ。しかし、実は旧型キューブにもインテリアデザインを追求した特別仕様車があったことをご存じでしょうか。 今回は旧型キューブ/キューブキュービック プレミアムインテリアをご紹介します。

登場したのは2005年の5月のマイナーチェンジ時。新車時の車両本体価格はキューブが156.24万円、キューブキュービックが171.99万円でした。いずれも中級グレードの「15M」に設定され、1.5LエンジンにCVTが組み合わせられています。

ベースモデルとの違いもキューブ、キューブキュービック共通。まずシートは、シルクのような肌触りが味わえる「シルキースエードシート」が設定されています。これは撥水加工もなされている優れもの。ハンドルには本革巻の3本スポークステアリングが装着されています。実際に人が座るところ、手が触れるところに上質感を感じられるようになっているのです。
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機能面も充実。シャープのプラズマクラスターイオン技術を採用した、デジタル表示のフルオートエアコンを標準装備。フィルターには除菌機能も付いています。さらに暗くなると自動的にヘッドライトが点灯する、オートライトシステムも装備。足回りには15インチのアルミホイールが装着されています。

原稿執筆時点でカーセンサーnetに掲載されているプレミアムインテリアの数は20台。このうちキューブが13台で、価格は48.5万~98万円となっています。ただし修復歴のない車に限定すると、最低でも新車時価格のほぼ半額である75万円くらいの予算は見込んでおいたほうが良さそうです。
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一方でキューブキュービックの掲載台数は7台。こちらは69.5万~109.2万円。最低価格が安いのは走行距離が多めのモデルが1台あるためで、おおむねキューブとの価格差は新車時と同程度の15万円となっています。いずれもボディカラーは、定番の白やグレーのほか、青系の色が多いのが特徴です。

まるで自分の部屋のように、スクエアな室内空間が魅力のキューブ&キューブキュービック。上質なインテリアが備わった「プレミアムインテリア」なら、車内にいる時間がますます楽しめることでしょう。興味をもった方は下の検索窓に「キューブ プレミアムインテリア」と入力して、検索してみてください。


Text/渡瀬基樹