スクープ! 調査報告書|おいしい中古車 2009年10月
File No.007

ホンダ ステップワゴン

ホンダ ステップワゴン フロント|スクープ!
ホンダ ステップワゴン インパネ|スクープ!ホンダ ステップワゴン ラゲージ|スクープ!

Photo/マガジンX編集部

予想発表時期2009年10月
●全長x全幅x全高:4690×1695×1815(mm)
●搭載エンジン:2L 直4

全高を上げて車内の広さを取り戻す

今回はもうじき発売される、4代目ホンダ ステップワゴンに迫っていく。最大のトピックは全高を1800mmオーバーのサイズとして、広大な車室を取り戻したことだろう。

現行モデルは低床・低重心ボディを採用することで全高が下げられたが、その分広々感が退化。結果、ライバルに大きく水を開けられた。今回の45mm上げられた全高は、すべて室内高の拡大が目的。ライバルへの巻き返しを図るものだ。

インスツルメントパネルも広々感の演出にひと役買っている。現行モデルでは前面にデジタルメーターを配した近未来的デザインが採用されていたが、新型ではオーソドックスなドライバー前方位置に戻された。

コンパクトな空調パネルとインパネシフトに変更はないが、その奥に見えるトレイは助手席まで続いている。これにより、ツートンに配色された、上下2段構造のデザインを強調させている。

また、一般的に左右跳ね上げ式が多い背高ミニバンの3列目シートだが、新型では床下収納式が採用される。フラットな空間の実現はもちろん、シート収納時に斜め後方視界が遮られることもなく、キャビンの開放感も損なわれない。
ライバルの多い5ナンバー背高ミニバンクラスだが、カテゴリーの元祖として、充実したモデルチェンジとなることは間違いない。セレナ、ノア/ボクシー勢との熾烈な販売競争が起きることは必至だろう。